• SELECTION REPORT

    オトコの白

    no2

    KITCHEN
  • シロに投影する趣味

    シロが好きなOさん。家をつくるなら、壁や天井の色は白く塗装するということは決めていました。白い壁に光が乱反射して、部屋が独特に明るくなる感じが好きなので「他の色で家を塗るという概念が自分にはなかった」のだそう。内装にはコントラストをつけず、平面的にさっぱりと。大好きな服や靴以外はいわゆる「ミニマリスト」の考え方で物を極力持たないように生活するOさんは、空間のイメージに対しても考えが一貫していました。デザイナーが提案したコンセプトは「オトコの白」。女性が好みそうな白という色を、男性目線で取り入れていくとどんな化学反応が起こるのか。そんなテーマに沿って出来上がったのは、LDと寝室を低い壁で仕切っただけの1ROOM。その1ROOMでひときわ存在感を放つのは、横幅2m60cmのキッチンです。奥行き1m以上ある作業スペースは、食事も取れるようカウンターに、また洗濯機をビルトインさせたことで空間を効率的に使っています。
    「とにかく一人暮らしの家づくりを目一杯楽しもうと。好きなものには興味津々だけれど、他には興味なしなので割り切った空間になったと思います」とOさん。細かいところまでこだわり、全て空間が平面に見えるようにデザインされたお部屋が完成しました。

  • ORIGINAL KITCHEN
  • 白でつくる、オトコの城

    見渡す限り本当にさっぱりとしているリビングは、天井も壁も床も白で統一。中でもフローリングにはとてもこだわりました。エイジング(経年変化)を楽しめるような床の表情を求めて、無垢オークに白く塗装→拭く→白く塗装ということを繰り替えした結果、倉庫に敷いてあるようなオリジナルフローリングに。リノベーションしてからは家の居心地がとても良くなったというOさん。だからこそ家から出なくなりそうなので極力外出するようにしているんだとか。Oさんはバックパッカーで良く旅に出るそうで、去年10月には香港、一昨年にはチェコ・ドイツに行ってきたとのこと。趣味のカメラを片手に訪れる国々の駅舎を撮りに行くのが旅のお約束です。撮った写真はインスタグラムなどに載せているそうですが、写真は人に見てもらうのが一番うまくなるので、いつか自分の作品を1冊の本にまとめようと考えていると言います。その作品が完成するのと同時に、今後土間スペースをもっと改造していきたいというOさん。「とにかくここは、自分の時間が楽しく過ごせる家ですね。」
    とはいえ、まだ自分だけの城を手に入れたばかり。これから白いキャンバスに何を写していくのでしょう。

  • DOMA
    LD
  • LDK
    • 所在地
      神奈川県横浜市
      間取り
      1ROOM+WIC
      築年月
      1986年4月
      専有面積
      55.24㎡(壁芯)
      家族構成
      SINGLE
      工事費
      1,200万円〜
      竣工年月
      2015年8月
    • BEFORE

      BEFORE

    • AFTER

      AFTER

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    オトコの白

    no2

    KITCHEN
  • シロに投影する趣味

    シロが好きなOさん。家をつくるなら、壁や天井の色は白く塗装するということは決めていました。白い壁に光が乱反射して、部屋が独特に明るくなる感じが好きなので「他の色で家を塗るという概念が自分にはなかった」のだそう。内装にはコントラストをつけず、平面的にさっぱりと。大好きな服や靴以外はいわゆる「ミニマリスト」の考え方で物を極力持たないように生活するOさんは、空間のイメージに対しても考えが一貫していました。デザイナーが提案したコンセプトは「オトコの白」。女性が好みそうな白という色を、男性目線で取り入れていくとどんな化学反応が起こるのか。そんなテーマに沿って出来上がったのは、LDと寝室を低い壁で仕切っただけの1ROOM。その1ROOMでひときわ存在感を放つのは、横幅2m60cmのキッチンです。奥行き1m以上ある作業スペースは、食事も取れるようカウンターに、また洗濯機をビルトインさせたことで空間を効率的に使っています。
    「とにかく一人暮らしの家づくりを目一杯楽しもうと。好きなものには興味津々だけれど、他には興味なしなので割り切った空間になったと思います」とOさん。細かいところまでこだわり、全て空間が平面に見えるようにデザインされたお部屋が完成しました。

  • KITCHEN
    DOMA
  • 白でつくる、オトコの城

    見渡す限り本当にさっぱりとしているリビングは、天井も壁も床も白で統一。中でもフローリングにはとてもこだわりました。エイジング(経年変化)を楽しめるような床の表情を求めて、無垢オークに白く塗装→拭く→白く塗装ということを繰り替えした結果、倉庫に敷いてあるようなオリジナルフローリングに。リノベーションしてからは家の居心地がとても良くなったというOさん。だからこそ家から出なくなりそうなので極力外出するようにしているんだとか。Oさんはバックパッカーで良く旅に出るそうで、去年10月には香港、一昨年にはチェコ・ドイツに行ってきたとのこと。趣味のカメラを片手に訪れる国々の駅舎を撮りに行くのが旅のお約束です。撮った写真はインスタグラムなどに載せているそうですが、写真は人に見てもらうのが一番うまくなるので、いつか自分の作品を1冊の本にまとめようと考えていると言います。その作品が完成するのと同時に、今後土間スペースをもっと改造していきたいというOさん。「とにかくここは、自分の時間が楽しく過ごせる家ですね。」
    とはいえ、まだ自分だけの城を手に入れたばかり。これから白いキャンバスに何を写していくのでしょう。

  • LD
    LDK
    • 所在地
      神奈川県横浜市
      間取り
      1ROOM+WIC
      築年月
      1986年4月
      専有面積
      55.24㎡(壁芯)
      家族構成
      SINGLE
      工事費
      1,200万円〜
      竣工年月
      2015年8月
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