モデルの斉藤アリスさんとお届けする、ご自宅のリノベーション日記。
物件探しから、工事中の現場のレポートまで。アリスさんと一緒に、はじめてのリノベーションを楽しく進めていきましょう!
[ Vol.18 引渡し ]
みなさん、こんにちは!
前回ついに、アリスさん邸の全貌をお見せしましたね。
いかがでしたでしょうか?!
物件探しにはじまり、プラン決定までの経緯、工事の進み方まで皆さんと一緒に
追っていけたこと、思い返すと感慨深いです。
全18回でお届けしてきた「斉藤アリスのリノベ日記」も、いよいよ最終回。
この連載を読む前と比べて、少しでもリノベーションがみなさんの身近な存在になっていると
本当に嬉しく思います。
最終回の今回は、竣工後のお引渡しデーをレポートしたいと思います。
工事中に何度か現場を見にきていたとはいえ、全貌を目の当たりにするのはお引渡しのタイミングが
はじめて!というお客様がほとんど。
アリスさんも例外ではなく、久しぶりにお会いするな~という感覚でした。
リノベーションするお客様は、家具はもちろんのこと、引越しに合わせて家電類も新調する方がほとんど。
nuでは家具や家電をnu価格で購入できる「decoる」というサービスもあります。
家具に関しては、都内の約100店舗のインテリアショップと提携しているので、好みのアイテムが見つかればとってもお得にお買い物ができちゃいます!
さらに選んだ家具や家電を、設置した状態でのお引渡しになるので、引越しも楽々。
そんなわけで、この日のアリスさんは、まず壁付けテレビの位置を決めるところからスタートしました。
(この日しかタイミングがなく、まさかの引渡しデーに!笑)
手前は、施工監理担当の鈴木です。
テレビはもう届いていたので、場所だけ決めて後ほど設置させていただきました。
そして、引渡し書類を一緒に確認し、無事お引渡しとなります。
(マンションの規約や、アフターサービスについてのご案内など)
最後に、nuから竣工祝いとして、ちょっとしたプレゼントを。
中身は…無垢フローリングにしたお客様にぴったりのアレです。
プレゼントは2種類あるので、実際そのタイミングが来たらお好きな方を選んでくださいね。
nuオリジナルの巾着に入れてプレゼントさせていただくのですが、この巾着が個人的にとっても好きです。
クタクタっとしていて、意外にたくさんモノが入って。
これだけ何枚か欲しい!って感じです。
最後に記念撮影を。
「できたーーーーーーー!」(…と、実際に言ってもらって撮りました)
お引渡しから数週間が経ってアリスさんに会う機会があったので、リノベーションの感想などを含めて
色んなお話をしていたところ、アリスさんからこぼれ出たのはこんなセリフでした。
「実際に経験してみて、リノベーションはやりたかったことの1/3くらいを捨てる方が、実際に住んだ時にちょうどいいのかもって思いました。プランや内装を考えている時は、すごくカッコいいこだわり満載の家にしたい気持ちが大きかったけど、実際に住むと結局シンプルな方が住みやすいなって。わが家でいえば、最初は絶対にフェンスを取り入れたい!って思っていたけど、見積もりがオーバーしてしまった時に真っ先に削ったのがフェンスでした。その時はショックな気持ちもありましたが、今思うとやっぱり無しでよかったな~と。
あとは床に使った素材についても同様に、当初は全面モールテックスがマストな条件でしたが、
予算の関係で水回りや寝室、WICの床をPタイルに変更したんです。
モールテックスへのこだわりが強かったので、Pタイルか~という感じでなかなか納得するのに時間がかかりましたが、住んでみるとむしろモールテックスより足触りがよくてサラサラしていて気持ちがよくて!(笑)
あの時からは考えられませんが、むしろ好きな素材になりました。」
リノベーションをして、素材のこと、間取りのこと、できることとできないことを知って、
ひとつひとつに答えを出してきたアリスさんだからこその、この言葉。
すべてを理想通りに叶えることが、必ずしも成功とか正解ではなくて。寄り道をしたり、時に悩んだりしながら、
自分が納得できる「答え」を探していくのがきっと自分らしい家づくりに繋がるのだと思います。
ん?これって、なんだか人生みたい。
さらにアリスさんは、
「これまで取材した多くの方に『リノベをして一番よかったことは?』と聞くと、
『資産価値だけで考えたら、買った家にそのまま住むほうが経済的。でも何よりも、リノベをした時間が楽しかったんです。
自分の想いの詰まった空間に住んでいる今、お金には変えられないほど満足しています。』とみなさん口を揃えておっしゃっていました。
当時は共感できなくて、正直『???』って思っていましたが、今、激しく共感しています。
リノベーションを経験したかどうかで、人生の価値観がすごく変わると思うんです。
人生って楽しむためにあるし、お金はその人生を豊かにするために使うもの。
以前はコスパとか資産価値とか、そういうことに囚われて、純粋に人生を楽しむことを忘れてしまっていた気がします。
リノベを通して、もっと人生を楽しもう!そんな考え方ができるようになったのが1番の収穫でした。」と続けます。
ううう、なんだか泣けます。
リノベーションって大変だけど、時には考えることから逃げたいけど、でもそれよりも、とにかく楽しい!
短くて長い、長いようで短い、自分の家づくりと向き合う時間。
それってすごく濃密で大切な経験として、これからもずっと残っていく時間になりますよね。
無事に完成した空間を背景に、こんな笑顔が見られたら、言葉はもう何もありません!
アリスさん、約半年間ありがとうございました!
おわり。
(アリスさんこだわりの家具の数々が揃ったころ、また撮影にお邪魔する予定です。
その時まで、しばしのお別れ。みなさま長い間ご覧いただきありがとうございました!)
取材・文:山下あい / 撮影:上田瑠美
前回の記事
Vol.1 アリスさんとの出会い | Vol.2 リノベのきっかけ | Vol.3 物件探し | Vol.4 どんな家にしたい? | Vol.5 プレゼンテーション | Vol.7 ショールーム見学 | Vol.8 こだわりの床 | Vol.9 間取り変更!? | vol 10 タイル選び | vol 11 既製品 造作 | Vol.12 Pタイルって何? | Vol.13 スケルトン | vol.14 現場打合せ | vol.15 竣工までの道のり | vol.16 タイル施工 | vol.17 完成!