6実例紹介!ペットのためのリノベーション
ペットを飼っている人にとって、愛犬や愛猫は家族同然。せっかくリノベーションをするなら、ペットにとっても私たち人間にとっても最高な空間で暮らしたい!大好きなペットと仲良く快適に暮らすための工夫やこだわりポイントを、実例と合わせてご紹介します。
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
著者の詳しいプロフィールはこちら
家づくりでペットのためにできる工夫って?
まず気をつけたいのが、安全面や衛生面。実際にペットを飼われているnuリノベーション(以下nu)のお客様が取り入れた工夫をご紹介します。
1.滑りにくい床材を取り入れる
リノベーション事例:「365DAYS」
床全面に敷いたのは、グレーの磁器質タイル。以前のSさん宅はツルツルとしたフローリングで、愛犬がよく足を滑らせていたそう。そんな経験から、滑りにくいペット用のタイルを選定しました。機能性はもちろんのこと、タイルが醸し出すシックな雰囲気も素敵ですね。
また、Sさん宅では愛犬の誤食防止のため、ダイニングキッチンを黒枠のパーティションで囲っています。
キッチン扉は、愛犬が手を掛けられる高さに設計。ペットと人間、それぞれのスペースをきちんと区切りながらも、お互いをそばに感じられるちょうど良い距離感を実現させています。
2.手入れのしやすい素材に注目!
リノベーション事例:「MOKU×LIBRARY」
リビングの一角に設けた愛猫のトイレスペース。汚物が飛び散った際に掃除がしやすいよう、壁と床に磁器質タイルを施しました。タイルは塗装やクロスの壁に比べお手入れがしやすく、意匠的なアクセントにもなるのでオススメです◎
リノベーションの設計段階からトイレスペースを確保しておくことで、空間をスッキリと見せることもできます。
3.キッチンにひと工夫で誤食を防ぐ!
リノベーション事例:「SIMPLE×パステル」
猫2匹と暮らすシングル女性のお宅。ヤンチャな愛猫がキッチンに侵入してくるのを防ぐために、腰壁を少し高めに設計しました。更に、腰壁の一番上の部分を前に突き出した凹凸のあるデザインにすることで、愛猫がキッチンに登って来られないような工夫を施しました。
愛猫がよろこぶアイデア
次に考えたいのは、ペットたちが如何に家の中で楽しく過ごせるかということ。室内飼いだからこそ、家の中で楽しめる仕掛けをたくさん作ってあげたいですよね。今回は猫にフォーカスして、愛猫が楽しく遊べて、ついでに運動不足も解消できちゃう!そんなリノベーションのアイデアをご紹介します。
1.王道のキャットウォーク
リノベーション事例:「NATURAL×KITCHEN」
新築で購入した戸建のお家に、愛猫のためのキャットウォークを設置。塀の上を歩いているような気分になれるキャットウォーク、姿を隠すことのできるボックスなど。愛猫が色々な用途で楽しめるよう設計しました。キャットウォークは運動不足解消にももってこいですね。
こちらの猫ちゃんは高い所が大好きで、キャットウォークの底の丸穴から、料理中のご主人たちをじっーと見つめているそう。
2.本棚一体型キャットウォーク
リノベーション事例:「MOKU×LIBRARY」
収納とキャットウォークを兼ね備えた最強アイデア!天井まで棚を作らないことで、愛猫がコの時に移動できるキャットウォークを設計しました。
一番下の収納スペースは、愛猫の食事スペースに。夫妻の愛読書を魅せながら仕舞えて、更には愛猫も楽しめる一石二鳥の空間を作り上げました。
3.部屋を自由に行き来できる猫扉
リノベーション事例;「balance」
愛猫が家の中を自由に移動できるよう、個室の扉や壁などに猫扉を設置。室内飼いの愛猫にストレスが溜まらないよう配慮した事例です。
猫の中には自分で扉が開けられる賢い猫もいるそう。でも猫が1日に何度も扉を開けるせいで、冷暖房効率が悪くなる…ということにつながる可能性もあるため、予め猫扉を設置しておくと安心ですね。
最後に
「ペットのためのリノベーション」と一口に言っても、そのカタチは様々。愛犬や愛猫の性格や好みを理解して、家族みんなが幸せに暮らせるリノベ空間を作り上げましょう。今住んでいる家にペットのための工夫やアイデアが欲しい時は、住みながらでも比較的工事がしやすい部分的なキャットウォークなどがオススメです。