ライフスタイルメディア「cocorone」編集長とみこさんのリノベーション日記。
新築派の夫とリノベ派の妻とみこさんのリノベは、一体どんな風に進んでいくのでしょうか。
[ vol.4 理想の家のイメージあつめ ]
内見1日目で、家の購入を決めた私たち。
購入の意志を伝えたら、住宅ローンの準備が始まります。
中古物件は一期一会。いざ「購入したい!」と思っても、先に他から申し込みが入ってしまうこともしばしば。なので申し込み、ローンの事前審査まで、スピーディーに対応する必要があります。
私たちも即申し込みをし、同時にローンの事前審査の書類も提出。ローンに関しては全くわからなかったので、担当アドバイザーさんに金融機関や、金利タイプごとの特徴などを相談しながら決めていきました。
約1週間後、審査通過の連絡があり、本審査や契約に向けて進めていくことに。
物件の契約を終えると、ここからはローンの本審査と設計が同時進行でスタートするため、担当デザイナーさんとのヒアリングに向けて、設計の準備も進めていきます。
私たちがまずはじめにやったのは、リノベの優先順位を決めること。決められた予算の中で自分の希望を叶えるために、部位ごとに優先順位を決めていきました。
リビングの間取りの変更、キッチンの新規交換、ワークスペースの新設、ウォークインクローゼットのスペース確保、ユニットバスの新規交換などは、他の箇所よりも優先的に進めていくことにしました。
また、手持ちの家具も洗い出して、ブランド名、URL、サイズなどをリストにまとめてデザイナーさんに伝えやすいように。
次に、nuリノベーションさんの事例の中から、イメージに近いテイストを選びます。私が特に好きなのは、この2つの事例でした。
リノベーション事例:「seihitsu」
梁のコンクリートを生かした意匠、繊細さが引き立つペンダントライトの位置、ダイニングとの距離が近く動線の良さそうなキッチン、廊下から部屋の中を見渡しやすいアイアンの扉なども好み。
キッチン下の収納も「飾る」と「隠す」のバランスもよく、お気に入りのアイテムが目に入ることで料理が楽しくなりそうなところもポイントでした。
リノベーション事例:「SHAPELY」
丸鏡がついたホテルライクな洗面台、床材を変えてゾーニングしたダイニングとリビング、キッチンやダイニングの飾り棚、一面白で明るい雰囲気の廊下など、素材の使い方や色みが印象的。また、省スペースで効率のいいレイアウトも参考にしたいと思いました。
夫と一緒に5つほど事例を選びましたが、白基調の色合い、シンプルな意匠、北欧テイストなインテリアなどは共通していたので、その方向でイメージを固めていくことに。
他にも、InstagramやPinterestを使ったイメージの可視化も進めていきました。
直感でイメージを集めているだけでも、自分はモルタル、グレー、青い壁が好きなんだとか、丸い鏡や絵があるだけで部屋が華やかになりそうだからいいな…とか、好みの傾向が見えてきます。
PinterestボードのURLは夫婦共有Slackで共有して、いつでも見られるように。Instagramでも気になる画像を見つけたらその都度保存して、ビジュアルイメージをストック。
こうしてデザインの引き出しをあらかじめ増やしておくことで、いざ決める時にスムーズに決断できる気がします。
次回はいよいよ担当デザイナーさんとのヒアリング。ワクワクしながら、イメージを膨らませていきました。
文:とみこ