ライフスタイルメディア「cocorone」編集長とみこさんのリノベーション日記。
新築派の夫とリノベ派の妻とみこさんのリノベは、一体どんな風に進んでいくのでしょうか。
[ vol.5 ヒアリング ]
「リビングが見渡せる開放感あるキッチンで料理したい」「光が差し込む室内窓を廊下につけたい」「お気に入りのうつわを好きなだけ買いたい!でも収納力も欠かせない。」「仕事場のコンセントは、最低でも3個以上欲しいな〜!」など、当初描いていた理想の家への理想は膨らむばかり。
2020年7月26日、担当デザイナーさんとデザイン打合せがはじまりました。初回は、顔合わせとヒアリング。普段の暮らしや、リノベでやりたいことなどをお伝えしました。
既存の間取りを眺めながら、妄想したのはこんな部屋。
・3LDKから2LDKへ
・リビングが見渡せる開放感あるキッチン
・すっきり見えるテレビボード
・ふたり並んでもゆったり使えるワークスペース
・丸鏡がついたホテルライクな洗面所
・光が差し込む室内窓
全体的に意識したのは開放感。既存の間取りを生かしながら、一部間取りを変更し、広々としたリビングをつくりたいと考えました。
私たちは、ふたりともリモートワーク。家にいる時間が長いため、仕事をしながら暮らしやすい環境も重要です。ノートや本を取り出しやすく、ふたり並んでもゆったり過ごせるワークスペースをつくることも優先度は高かったです。
私はときめき重視派。好きな内装、建具、色みを使った部屋にしたくて、InstagramやPinterestを眺めながらイメージを膨らませていきました。
対して夫は機能重視派。エアコン、水回りなどの設備の一新、老朽化した壁紙やカーペットなどの張り替えなど、住みやすい部屋にするために機能性を高めることを重視していました。
リノベーションにかける費用にも限りがあったので、当日の打合せがスムーズに進むよう、優先順位をスプレッドシートにまとめておきました。
ヒアリング当日はこのシートを見ながら、優先して進めたいこと、予算に余裕があれば実施したいことをお伝えしました。
初回のデザイン打合せの前にショールーム見学も。タイル、カーペット、カーテン、壁紙など、実物を見ておくことで、自分たちの好きなテイストの傾向を知れた気がします。
他にも、好みのテイストを伝えるために、ビジュアルイメージをいくつか用意。また、nuリノベーション(以下、nu)さんの事例からもいくつか好きなものを選びました。夫が選んだのは以下の事例です。
リノベーション事例:「SIMPLE×MONO」(東京都板橋区)
リノベーション事例:「SIMPLE×オーガニック」(東京都板橋区)
夫婦で共通していたのは、こんなテイスト。
・白く明るい部屋の雰囲気
・シンプルな意匠
・全体的に淡い色み
夫婦でやりたいことや、方向性は固まったので、このテイストで進めていくことにしました。リノベーションは事前準備が大切。事前に準備しておいたことでスムーズに意思疎通できたような気がします。
ヒアリング当日は、普段の暮らし、休日の過ごし方、持ち物の量、利き腕まで、2時間ほどたっぷりお話しできました。
nuさんは、ヒアリングの内容を元に複数のプランを提案してくれます。なので、ヒアリングでは、やりたいと思うことは全て伝えるのがおすすめ。リノベにかけたい予算から、大小さまざまな理想まで、自分たちの思いを全て伝える場になるといいなと思います。
やりたいことから、好きなデザインのテイスト、実際にショールームを見て気になった事例まで、色々希望をお伝えしました。
ここから2,3週間後に担当デザイナーさんからのプレゼンテーション。どんな部屋になるのか、ワクワクが止まりません。
撮影・文:とみこ