本日は、木工事~クロス工事までをご紹介いたします!
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前編では木工事終盤までの様子をお伝えしたので、今回はお部屋の印象を決定づける仕上げ工事の、各工程にフォーカスしてご紹介していきたいと思います!
それでは早速、クロス工事の様子から見ていきましょう。
クロス貼りを行う前に、まずは欠かすことのできないパテ処理を行っていきます。
△上の写真のクリーム色になっている箇所がパテを塗った部分になります。
このパテ処理でボード材とボード材の隙間を埋めることで、クロスを貼る面を平らにすることができます。
この作業を怠ると、せっかくこだわって選んでいただいたクロスがきれいに貼れなかったり、クロスに亀裂が入ってしまったりと不具合が出る原因となってしまいます。ビスの穴ひとつも見落とさず、しっかりとパテで埋めていきます!
特に開口部分や出隅(壁の角となる部分)は入念に施工していきます。
パテ処理が完了したら一気にクロスを貼っていきます。
△寝室
△フリースペース~キッチン
△バルコニー側から玄関に向かって
△バルコニー側から玄関に向かって(スケルトン時)
前編でお見せした同じアングルのスケルトン状態と見比べると、工事が進んできた様子がよくわかりますね。
クロスが張り上がってくるといよいよ工事も終盤。改めて気が引き締まります。
お次は仕上げ工事の本命、フローリング工事です!
まずは墨出しをして、きれいな割付になるようにフローリングの張り始めの位置を確認します。
いざ、フローリングの切断!!
長尺で納品されてくるフローリング材を部屋の寸法に合わせてカットしていきます。この時全て同じ長さに切るのではなく、フローリングの継ぎ目がバランスよく散らばるように長さを調節してカットしていく必要があります。
狭い箇所は、ボンドを付けて張る前に切断したフローリング材を並べて、きれいに納まるか都度確認します。
今回の現場では巾木を使用せずに仕上げる計画なので、壁との接地面は無垢フローリングの伸縮を考慮して隙間を設けながら張っていきます!
さて、床を貼り終わったら次に塗装工事がスタートです。
天井は前編でもご紹介したように素地の躯体現しですが、壁は躯体現しを白塗装で仕上げていきます。
まずは白の塗料を塗る前に、仕上げ塗料の密着性を高める「シーラー材」という下塗り材を塗布していきます。
グレーの躯体面がほんのり白っぽくなりました。シーラー材が乾いたら、仕上げの白塗装を施工していきます。
躯体現し特有の凹凸がまたいい味を出してくれてますね~。
この凹凸も、新築当時のコンクリート型枠の工法や築年数、物件の状態によって表情は様々!躯体現し仕上げの現場では毎回どんな表情に仕上がるか、新鮮なワクワク感があります。
リビングの収納扉も出来上がってきました!
今回の扉は木仕上げのオリジナルデザインで、高さ2m30cm、4枚の戸板は閉めた状態で幅約3.6m。吊り込んだ後、どんな存在感を出してくれるか楽しみです!
最後にご紹介するのは、“天井躯体現しと言えば”というくらいに度々登場する素材、「亜鉛管」!
まずはレーザー器具で位置を確認して墨出し。
躯体面に写っている水色のレーザーラインに合わせて、まずは亜鉛管を固定するための金物を取り付けて…。
配管の施工を行っている様子もご紹介したい所ではありますが、それはまた別の現場でお伝えいたします!
いよいよ現場も大詰めを迎え、残すところ器具の設置などの細かい工事のみ!
それではまた次回の現場でお会いしましょう!