数年前、nuリノベーションでご自宅をリノベーションしたmaruさん。
リノベをきっかけに変化したライフスタイルや、丁寧な暮らしをつむぐmaruさんの等身大の日常をお届けします。
和やかさと静けさ
皆さん、こんにちは。暑い日が続いていますがお変わりなく過ごされていますでしょうか。
今回は前回のキッチンに続きまして、我が家のリビングと寝室についてご紹介させていただきたいと思います。
リノベーションをするにあたり、“こうしたい”という望みはたくさんあっても予算は限られているもので、我が家もやりたいことを削ることを考えなければならなかったとき、“壁の塗装”は第一の優先順位でした。
そのために削られることになってしまったのがリビングの床材です。本当は味のある床材に張り替えたかったのですが、考えてみればリノベ前の床材も十分味のあるものになっていたし、「床くらいは今までの思い出として残しておいても良いんじゃない?」という主人の言葉にもなるほどと納得させてもらい、そのまま使うことにしました。
というわけでリノベーション後の我が家の壁は全て塗装です。大好きな塗装の質感は5年経った今も変わらずで、自分の思いを貫かせてもらえてよかったなと思います。
この優先順位の付け方は千差万別、人それぞれだと思いますし、決断するにはなかなか難しいこともあるかと思いますので、そのような時にはぜひ担当の設計デザイナーさんなどにご相談をされると良いかと思います。
リビングは皆で集えたり和めるように、ナチュラルで柔らかな空間を意識しました。大好きな植物を育てたり、もともと我が家にあったアンティークの家具たちが居心地よく納まってくれるような空間です。
最近は夫婦共通の趣味であるアウトドアギアをインテリアに取り入れています。
古道具と植物とアウトドアギアはとても相性がいいと思います。
リビングの和みに空間とは相反して、寝室は鎮める空間として物はあまり置かず、極力シンプルな作りとしています。
ここは元々は和室でしたので格子窓のように見えるものは障子の桟です。解体の時に残しておいていただき、自分で白く塗りました。
大きな窓からは自然林の植物が見られるので、寝るだけではなく気持ちを静めたり整えたい時などにもこのお部屋で過ごしています。
部屋に物を置かなくするためには収納もかかせないということで、寝室の隣にはウォークインクローゼットがあります。
こちらは私の大好きな小屋風に仕上げていただきました。通気のために取り付けた開閉窓は100年以上前に使われていたものです。アンティークの扉は床にレールのない吊り戸にしていただき、開閉のたびにガラガラという音もお気に入りです。
入り口の上にある灯りはなかなか良いものが見つからず、しばらくは写真のようにコードだけが出ていた状態でしたが、アンティークショップに勤めさせていただいてた時、取り壊しが決まった地元の小さな病院でちょうど良さそうな電灯を見つけさせていただきました。
時間に期限があるものであったり、工事の工程などに迷惑がかかるようなことでなかったら、電灯や家具などは慌てて決める必要はないと思います。いつかで会えるであろう時を待っているのも楽しみなことのひとつだと思います。
我が家はちょっと特殊なリノベーションだったと感じていますが、いつも気持ちよく対応していただきましたnuリノベーションさんには本当に感謝しています。
ちょっとした模様替えだったり、壁紙を張り替えてみるだけでも新たな発見はたくさんあります。
自分だけの、自分好みの暮らしをぜひ見つけてみてください。
最後は我が家のお気に入りの一枚を。
最後までお読みいただきましてどうもありがとうございました。
撮影・文:maru
Profile