シーン別マイベスト | 夜の一杯を特別にするグラス
こんにちは、デザイナーの山岸です。
日常に潜む“あるあるシーン”に寄り添ったスタッフのマイベストを、レコメンド形式でご紹介していく本企画。
第3回目のテーマは、“夜の一杯を特別にするグラス”についてです。
一日の終わりに晩酌をしたり、お酒を片手に好きな映画を観たり。
ご自宅でお酒を楽しまれる方も多いのではないでしょうか。
私は普段、家であまりお酒は飲みませんが、休日や帰宅が早い日は料理をしながら飲むこともあります。
そんな、たまにある日常のひとときをより充実させるために、お酒を飲むためのグラスにまでこだわりたいと思うようになり、先日ようやく素敵なグラスとの出合いがありました。
今回はそのグラスの魅力を、おつまみへのちょっとしたこだわりとともにご紹介させてください。
■老舗の逸品<松徳硝子/うすはり>
(商品詳細:うすはり/オールドM 木箱入 2個セット ¥5,940(税込))
みなさんは、<うすはり>というワードを聞いたことがありますか?
こちらは大正時代から続く「松徳硝子」というガラス会社の商品で、全て一つ一つ手作りされているそれは、名前の通り、とにかく薄いことに驚きます。
どのくらい薄いのかというと、ガラスの厚みが1mm未満。
普通のグラスは大体厚みが2mm以上なので、半分以下の薄さということに圧倒的な技術の高さを感じます。
手に持つと割ってしまうのではないかと思うほど繊細な見た目で、本当にガラスなのかと疑ってしまいます(笑)。
実際に手に取ってみると意外なまでに堅牢であることが指先から伝わってきて、なんとも不思議な感覚になるグラスです。
とんでもなく薄く、驚くほど軽い、そして飲み物が美味しく飲めると評判のグラス。
前々から知っていて手に入れたいとは思っていたものの買う機会を逃していましたが、
先日、贈り物としていただく機会があり、我が家の“夜の一杯”は格段と美味しさが増した気がしています。
このグラスならウイスキーのロックなどが似合いそうですが、
生憎切らしていたので、この日はこちらをメインにしようかと思います。
こちらも頂き物ですが、TAITTINGERのシャンパンを。
なんでもFIFA2022カタール大会の限定ボトルなんだそう。
やや辛口のシャルドネのフレッシュな果実味が強い上品な味です。
というわけで、早速一口。
飲み口が薄いので味がダイレクトに伝わってきます。
口当たりがとても滑らかで、口全体で香りを楽しみながら堪能できるのがミソ。
大袈裟ではなく、飲み物と唇に境目がない感覚で、まるで器なしで呑んでいるかのようです。
そのくらいこの薄さは衝撃で、この感覚はこのグラスでしか味わえないだろうなと思います。
味の話もさることながら、ただ単純に美味しいだけではなく、表面の手触りや飲み口の唇で感じる感触や温度、鼻を抜ける香り、そして透明度の高いうすはりグラスは飲み物本来の色も表現してくれているようで、まさに五感全体で楽しめる、そんなグラスです。
そして、おつまみには旬のものを選び、季節を楽しむようにするのが私のちょっとしたこだわり。
過去には春や初夏が旬の食材・ホタルイカを使ったレモンクリームパスタを作りました。
魚介の旨味とクリームソースは、シャンパンとの相性も抜群。
レモンクリームなので重くなりすぎずスッキリした味わいで自然とお酒も進みます。
その後は、生ハムや缶詰など手軽なものをつまみ、BGMをかけながらゆったり過ぎる時間を楽しんでいます。
夜のちょっとした時間に、美味しくお酒が飲めるのはやはり大人の醍醐味。
こだわりのグラスで飲むお酒はいつもの生活をちょっと贅沢なひとときにしてくれます。
忙しい毎日の中でも、いいものを取り入れて、こうした時間を忘れないように過ごしていきたいものですね。
“うすはり”は、おうち時間より豊かにしてくれるアイテムだなと実感しているので、みなさまもぜひお手に取ってみてください。もちろんギフトにもオススメですよ。