レコードのある暮らし
リノベーションでつくり上げた、理想の住まい。
空間が完成したその先にも、器やアート、植物、そしてレコードなど、自分らしいエッセンスを散りばめながら、“いい時間”を育てていく楽しさがありますよね。
今回は、そんな日々の中から「レコードのある暮らし」をピックアップ。
レコードが似合う空間づくりや、音楽とともに過ごすインテリアスタイリングの実例をご紹介します。

物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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・リノベーション施工事例「SIMPLE×seamless」(東京都目黒区)
白と木で構成された、シンプルでシームレスな空間に暮らすNさん。
ソファ正面に置き家具のように見えるキャビネットを造作し、その上にターンテーブルを配置しています。
凹凸を極力無くしたN邸の中で、あえて框組を魅せるデザインとしている点が印象的です。
空間に馴染むデザイン性はもちろんですが、レコードをたくさん収納できるのも実用的で嬉しいポイント。
シャープで静謐な空気感を保つために、扉付きの収納にレコードを仕舞っているためスッキリとした空間をキープしています。
また、配線計画や通信速度を確保することなども考慮し、内部設計にもこだわって造作しました。
・リノベーション施工事例「SIMPLE×Midcentury」 (東京都東村山市)
ミッドセンチュリーな世界観が漂う、モダンで美しいM邸。
リノベーションをしたら絶対に迎え入れると決めていた
シェルフにはご主人の趣味であるレコードがぎっしり。
USMハラーはモジュール式のため、既存のUSMハラーを拡張させることができます。
そのためレコードが増えたら、その分収納を増やすことができるのも嬉しいポイントです。
休日は好きな曲を聴きながらラウンジチェアでぼーっとするのが最高なんだそう。
・リノベーション施工事例「市松×KITCHEN」(東京都世田谷区)
まるでクラシックホテルのラウンジのような、ノスタルジックなT邸。
より雰囲気を演出するために、間接照明を効果的に活用しています。
照明のやわらかな光がムードをつくり、静かに深まっていく心地のいい時間が漂っていますね。
レコードの棚は、LPサイズがぴったり合うようにとDIYで制作したのだそう。
高校時代から集めているという400枚ほどのレコードを無駄なく収納しています。
リビングのレトロな雰囲気と、レコードの棚も含む濃いブラウンで統一した家具たちとの相性も抜群ですね。
音楽を聴きながら料理をしたり食事をしたりする時間が癒しだというTさん。
レコードからは耳馴染みの良い音楽が流れ、どこまでも心地いい雰囲気に包まれています。
「レコードのある暮らし」の特集、いかがだったでしょうか。
LPレコードのジャケットは約30cm×30cmと、意外とスペースをとるので、リノベーションの設計段階から収納や置き場所を考えておくのがおすすめです。
置き家具にレコード類をスタイリングするのも素敵ですし、オーダーで作った家具に収納するのもひとつの手。
空間にぴったり合うサイズ感で、暮らしやすさもぐっと高まります。
趣味を楽しむ部屋づくりの参考になれば幸いです。