こんにちは、施工監理のチバです。
ちらほら桜が咲き始めたと思ったら雪が降ってきて、寒暖差に中々慣れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現場も暑かったり寒かったりで服装にも悩んでしまいます…。
さて、今回はMARUGOTO物件の解体~下地工事、設備工事についてご紹介いたします。
このお部屋の物件コンセプトは『NOISE – 内窓×アクセント壁 -』と題しまして、
各所にちりばめられたこだわりのある塗装と、とある箇所に配置された内窓が印象的なお部屋になっています◎
和室を含む4LDKの部屋をS+2LDKにして、各居室が広々と感じられる間取りに変更しています。
平米数も多い上LDには大きな窓があったため、解体する前からすでに開放的に感じられましたが、さらに広い間取りへ…いったいどんな空間に出来上がるのでしょうか?(^^)
竣工に思いを馳せながら、さっそく解体です!
まだまだ綺麗なお部屋で壊してしまうのがもったいない…と思いつつも解体を進めます。
壁を壊し、床を剥がしていると…写真の右側に何かふわふわしたものが写っているのがわかるでしょうか。
床の組み方には二重床と直床というものがあります。
二重床はスラブの上に支持材等を使って床自体を上げますが、直床はスラブに仕上げ(フローリング等)を直接貼るものを指します。
二重床ではスラブと仕上の間にできた空間が遮音や保温の役割を担いますが、空間のない直床ではそれに相当させるためフローリング材にクッション材をくっつけていることが多くあります◎
今回見えてきたふわふわした物体はそのクッション材です。
このクッション材がなかなか厄介で、綺麗にはがすには骨の折れる作業です…。
ですがそこはさすが職人さんたち!
ちょっぴり跡が残っているものの、ほとんど気にならないくらい綺麗にしてくださいました☆
解体が終わると今度は壁の下地となるLGSを組み立てていきます。
ここまでくるとなんとなーくお部屋の間取りが見えてきますね♪
LGSの間に入っている木板はエアコンや重いものを取り付けるための下地です。
エアコンの他にも、例えばブラインドやカーテンレール、またはタオル掛けやペーパーホルダーを取り付けるのにも必要になってきます。
これがないとビスが止まらなかったりするので、かなり重要な部分です…。
こんな感じに全面下地にすることもしばしば…。
この箇所は洗面室ですがボウルや仕上がりにもこだわっているので、以降ご紹介していきますのでお楽しみに☆
写真が少々わかりにくいのですが…ライティングレールにつながっている銀色の棒がありますよね。
亜鉛管、と呼ばれるもので、この中には電線が通っています。
天井を組まず、床からも電線を取り出せないような任意の場所に照明を取り付けたいときに使用します☆
メッキが剥き出しなので少しヴィンテージ感が出るような印象を受けますが、割といろんなテイストに合う万能な子だと個人的には思っています…♪
梁をまたぐときはこんな感じに他の部材を使って亜鉛管をまわします☆
一般の住宅では中々見ない仕上なのではないでしょうか(^^)
……というところで今回はここまでです。
次回は造作や建具の状況をお届けします◎
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チバ