こんにちは。
連日暑い日が続いていますが
皆様、体調を崩されてはいませんか。
本日は、『ガラスの茶室−光庵』をご紹介したいと思います。
『ガラスの茶室−光庵』は
デザインやアートの分野で活躍する吉岡徳仁氏が手掛けたアート作品です。
2011年のヴェネチアビエンナーレで発表されて以降、
日本各地を転々としています。
私がガラスの茶室に出会ったのは4,5年前の京都で、
将軍塚青龍殿の大舞台に展示されていた頃です。
このロケーションに感銘を受けたのを覚えています。
将軍塚青龍殿の日本建築と対比して据えられた感じが
なんとも可愛らしい。
将軍塚青龍殿が脱皮した後の抜け殻みたいにも見えます。
この茶室でのお茶会をいつか見てみたいなと思っています。
ちなみに、大舞台から見下ろす京都市内も絶景です。
京都御苑や平安神宮など有名な建造物がちらほら見えます。
『ガラスの茶室−光庵』は現在、
東京の国立新美術館にて特別公開されています。
さて、吉岡氏の作品をもうひとつご紹介します。
光をテーマにした作品が多い吉岡氏ですが、
数年前に『スペクトル』という作品展を東京都内にて展いています。
「スペクトル」と呼ばれる、
プリズムによって屈折した光の線を展示した作品展です。
展示室内部は薄く靄がかかっていて、
光の線をより強く可視化させています。
人々が座っているベンチも吉岡氏の作品の一つです。
吉岡氏の、光のかたちを捉えようとする試みは
個人的にかなり好きなテーマでして、
私が次の作品をとても楽しみにしているデザイナーの一人です。
ちなみに、時事ネタで言えば、
吉岡氏は東京オリンピックの聖火リレートーチをデザインしています。
桜をモチーフにしたトーチは
日本らしくていいなと思っています。
トーチは普段使いできないですが、
ランタンぐらいなら使えるかも、と思っていますが
どこで手に入れられるのでしょうか?
記念品として販売してくれることを期待しています。
まだまだ暑い日が続きますが
皆様、どうぞお体ご自愛くださいませ。
[2021.08.19]