こんにちは。
もうまもなく年末ですね。
あっという間の1年でした…
さて、本日は前回のブログに続き、「竹尾ペーパーショウ」について書きたいと思います。
今回は「機能」のセクションについて。
このセクションでは、トップクリエイターたちによる「パッケージ」をテーマとした作品が並びます。
中でも私が気になった作品をいくつかご紹介いたします。
こちらは「情報」をパッキングしたという作品。
紙を高密度で圧縮し、小さなかたまりにしています。
「情報を物理的にパッキングする」という点が面白いと思いました。
丁寧に解けば紙の状態にも戻すことができるようなので
情報の長期保存におすすめです(?)
こちらの作品はパッケージを”開ける”という体験をデザインした作品です。
「ファインフルート」という紙の構造を歯車に見立てて、
ギヤを回すと歯車が回り、箱の中身がすべり出てくるという機構になっています。
こんなパッケージをもらったら、開けるのが一層楽しくなりますね。
こちらは『塗紙-NURIKAMI-』という作品です。
その名のとおり、”塗れる紙”を瓶の形にそって数回塗り重ねてパッケージが完成します。
今回パッキングされている”日本酒”は紫外線に弱いそうですが、
紙は紫外線を遮蔽する働きがあるそうで、このパッケージだけでお酒の保護が可能に。
また、この塗紙はもちろん紙で出来ていますので
瓶全体どこでも、商品の情報を書き込めます。
抜け目のない素晴らしいパッケージだと思いました。
こちらは”一枚の紙”からパッケージを再考した作品。
一枚の紙が持つ可能性を探り、美しい造形へ落とし込んでいます。
切る、折る、ひねる、など手数はとても少ないのに
一枚の紙の魅力を最大限に引き出している作品だと思いました。
こちらは『紙の留め具』をデザインした作品です。
ノリ、テープ、シールといった異質なもので留めるのではなく、
純粋に、紙を紙で留めることに挑戦しています。
機構やつくりがシンプルなので私たちでも扱いやすそうで、
今すぐにでも実用化できそうだと思いました。
これはマンゴー専用のパッケージです。
その名も『マンゴーの本』。
箱と閉じると、まるで一冊の本のような見た目です。
本を開くと、中のページに特殊な切り込みが入れられており、
マンゴーの凹凸にあわせて紙が変形することで
ピッタリおさまるようにデザインされています。
マンゴーだけではなく、そのほかのパッケージにも活用できそうだなと思いました。
以上、ブログでは全てをご紹介しきれませんでしたが、
もしご興味がありましたら
次回の「竹尾ペーパーショウ」にぜひ足を運んでみてください。