こんにちは、施工監理のチバです。
前回は解体から設備工事(ちょこっと仕上も・・)をご紹介しましたこちらの物件。
第2回目となる今回は造作編と題しまして、木工事や建具、造作家具などを載せていこうと思います♪
さてまずはこちら。
壁になにやら掘り込みがありますよね。
工事が進むとこれが…
こんな感じに棚板が差し込まれます!
これは洗面カウンターで、一見、洗面ボウルや物を載せても大丈夫?なんて思っちゃいますが、ちゃんと壁の下地に飲み込ませているので意外としっかりしています(^^)
ブラケットを使わないため、スタイリッシュな仕上に♪
ではブラケットを使えば野暮ったくなってしまうのでしょうか? …そんなことはございません!
こちらはLDにある書棚なのですが、いかがでしょうか。
まだブラケットの取付途中ではありますが、少し色の濃い木に黒のブラケットを合わせることによって引き締まった印象に感じませんか?
もしこれでブラケットがなかったら…なんだか平坦な印象に見えてしまうかもしれません。
ブラケットにも色や形、飾りがついていたりなど種類があるので、好みのものを探してみるのも一興です(・u・)
また、こちらの棚には本やTVなど重いものを置く予定のため、さらに強度を高めるため壁にも差し込んでいます♪
それだけでなく、棚を取り付けている壁のためにある仕掛けの役割も担っているのです…
この辺りはこれからのブログでご紹介します☆
続いては床の見切り。
見切りとは、床の仕上材が変わる際にいれる部材のことを指します。
例えばフローリング-Pタイルなど、違う素材などの間に入れて使用します。
↓↓こんな感じです。
フローリングとPタイルの間に一本木材が入っているのがわかるでしょうか?
見切りがないと、
・どうしても出来てしまう隙間にゴミが入る…
・床材同士の小口がぶつかってしまってカドが無残なことに…
・違う素材同士をくっつけて出来てしまう若干の段差…
などなど、ちょっと問題が起きてしまいます…。
今回は木材(集成材)を使っていますがアルミなど他にも種類があるので、気になった方は担当設計に聞いてみるのも良いかもしれません♪
そしてこちら。
なんとなく何ができるのか想像がつく方もいらっしゃるでしょうが、時系列順に写真をご紹介します◎
↓これが
↓こうなります!
桟を均等に割り振らないことで抜け感が出ておしゃれに仕上がってます◎
元々広いLDですが、この大きな窓のおかげで更に空間が広がったようにも思えます♪
さてさてこの窓。
この後ガラスが入るのですが、入れる方法にもいくつか種類があります。
(見にくい図で申し訳ありません。。。)
ひとつは押縁式(図・右)。窓枠を切り欠いてその部分にガラスを入れ、切り欠いた部分に蓋をするようなやり方。
ひとつはケンドン式(図・中央)。窓枠に溝を作って、はめ込む方式。
そして最後は落とし込み(図・左)。コの字型に枠を作ってその間にガラスを落とし入れます。
今回はこのように、
押縁式とケンドン式を組み合わせて使っています。
窓枠の見附の細さや1枚のガラスの大きさなどでも様々変わってきます(^^)
……というところで今回はここまでです。
次回は仕上編として各場所の仕上がりの様子をお届けします◎
次回の更新もお楽しみに♪
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関連記事はこちら
1.解体・設備編
3.仕上げ編
4.竣工編
5.施工事例
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チバ