こんにちは、施工監理のまつこです!
前回、大きな収納家具の造作工事についてご紹介したこちらの物件。
今回は注目のモールテックス、そして塗装やタイル工事の様子をご紹介します♪
造作家具を作り終え、あらかたお部屋のかたちが見えはじめると
次はいよいよ仕上げ工事にうつります。
◎モールテックス工事
お待たせしました!
こちらの物件のメインとも言えるモールテックス工事。
前々回のnuLIVEで
「モールテックスの塗り厚は他の左官材と比較すると極端に薄い」
という特徴をご紹介しましたが、
1~2mmの塗り厚で仕上げるためには下地処理が大事になってきます。
具体的に何をするかというと・・・
下地となるベニヤ同士の継ぎ目にメッシュテープを貼り仕上げが割れにくいように処理をしたり、
プライマーを塗布してベニヤをコーティングします!
簡単に書いてしまいましたが、
この作業に職人さんはとても気を使います。
塗り厚が薄い分、この作業の良し悪しが最終的な仕上がりにも影響してくるのです(^^)/
ここまでしてやっとモールテックスを塗り始めます。
塗り始めるとすぐに乾くので、広い面積を塗る今回はスピード勝負!
2回塗り重ね、乾いたあとに表面を研ぎだしすると・・・
材料をおさえる際の͡コテ跡や、ムラ感がいい具合に出てきます♪
↑の写真は玄関から廊下への立ち上がり部分。
研ぎだしを終えた表面は、傷や汚れがつくにくくなるよう
コーティング剤を塗布して完成です♪
◎塗装工事
モールテックス工事が終わると、次は塗装工事です!
今回、コンクリートの躯体現しの天井、そして壁、造作家具等
塗装の面積がかなり多いです。
そしてその塗装範囲のほとんどが白!
塗装が終わると、お部屋全体が明るくなり
ガラッと雰囲気が変わりそうですね(^^)/
「下塗り~中塗り~仕上げ」の大体2~3回程塗って仕上げます。
回数を重ねるごとにきれいに発色し、完成に近づいていきます♪
きれいなまっ白に!!
今回収納には沢山の棚板がつくので、
棚板もきれいに塗装され、まっ白になりました♪
◎タイル工事
そして仕上げ工事で面白いところといえばもうひとつ、タイル工事!
今回はステンレスの業務用キッチンの
正面立ち上がり部分に貼っていきます(^^)/
このように20センチ角の大きなタイルを貼っていくのですが、
なんとこのタイル一つ一つ柄が違うのです!
お花柄やレースのような柄。
9種類もある柄の配置は
お客様に実際現場で並べて決めていただきました♪
この柄は真ん中あたりがいいな、
この柄は主張が強めだから端のほうに、等
一つ一つに意味のある配置となりました(^^)/
タイル貼りが終わると、いよいよ工事も大詰め。
残すは細かいところの器具付け等の雑工事のみです!
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関連記事はこちら
1.解体・下地編
2.造作家具編
4.施工事例
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まつこ