こんにちは、施工監理のまつこです!
前回、解体~下地工事、
そして仕上げに使うモールテックスという左官材についてご紹介したこちらの物件。
今回は目線を遮る役割をもつ、大きな収納家具を作る様子をご紹介します♪
◎フローリング工事
本日のメインは造作家具の工事なのですが、
そちらをご紹介する前にフローリングの工事をちらっとご紹介。
今回使用するのはオークの複合フローリング。
1枚の材料から成形される無垢フローリングとは異なり、
何層もの材を重ねてつくられる為、湿気や気候による反り・収縮が少ないのが特徴です。
表面が鋸目(のこめ)加工されたアンティーク風のフローリングを・・・
あらかじめ床上げをしてベニヤを貼った下地の上に、張っていきます♪
そして今回拘ったのはこちら。
モールテックスとフローリングとの切り替わりの段差部分です!
正面の立ち上がりにもフローリングを張り、モールテックス(低い部分)から
フローリング(高い部分)に上がる際、余計なものを入れないシンプルな納まりに…!
「神は細部(ディティール)に宿る。」と某リンゴマークの開発者が言ったように、
このような小さい納まりや見え方にお客様と一緒に拘ることが出来るのは
やはりリノベーションの醍醐味だなと感じます(^^)/
◎造作家具工事
それでは本日のメイン、造作家具を作る様子をご紹介します!
この状態から躯体天井まで届く大きな造作収納を3つ作っていきます!
まずは玄関側から。
玄関土間と寝室を隔てる1つ目の収納です。
ちなみに固定する際、外側にビスを出したくない時は、
↑のビスケットと呼ばれるものを使います。
接合部にビスケットに合った溝をつくり、そこにビスケットを埋め込んで
板と板同士をがっちり固定します。
そして1つ目が完成!
天井まで届く高さのハコを組みとなると、ひとつひとつの材料自体が大きい為
組立は二人がかりの作業です…♪
廊下と並行に配置された2つ目も組み終え、
寝室とダイニング・キッチンを隔てる3つ目もつくり・・・
変わらず玄関までの視線の抜けはありつつも、
ハコもの家具の設置を終え、完成にぐっと近づきました(^^)/
前回下地組の際にご紹介した、床にできたこちらの掘り込み。
床の掘り込みにジャストフィットなハコが入り、こうなりました!
このハコが一体どんな役割を持つかは、また後日・・・♪
まだまだご紹介したいことは沢山あるのですが、
本日のnuLIVEはここまでです!
次回は、注目のモールテックス、塗装やタイル貼り等の仕上げ工事をご紹介します。
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関連記事はこちら
1.解体・下地編
3.仕上げ編
4.施工事例
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まつこ