みなさん、こんにちは。
毎年この季節になると鎌倉に紫陽花を見に行きたくなってしまいます。
個人的に紫陽花=鎌倉というイメージがあり、調べてみると海と山に囲まれた鎌倉は紫陽花の育成に最適な場所とされているだけでなく、紫陽花の細く広く張り巡らされた根が山の土砂崩れを防ぐ役割もあるとのことで、人々の安全な暮らしにも強く根付いた植物であることが分かりました。
今年はずっと行きたかった北鎌倉の明月院、通称「あじさい寺」に行きました。
梅雨真只中ですので、自分の中では紫陽花と雨はセットという記憶が強いですが、今回は天気にも恵まれ最高の紫陽花鑑賞となりました。
この明月院の紫陽花は「ヒメアジサイ」という品種が9割以上を占めるとのことで、この品種名は花弁の形が優美なことから名付けられたとのことです。
しかし明月院のヒメアジサイは育ちが良すぎており、姫と言うには些か迫力のある個体も見られました(笑)
紫陽花の特徴として土が酸性だと青い花、アルカリ性だと赤い花になるというのは有名な話ですが、日本は火山地帯で雨が多いことから、弱酸性の土壌が多いため、青系や紫系が主流となっております。
ここ明月院の紫陽花も非常に鮮やかな青が特徴で、これが「明月院ブルー」と呼ばれ親しまれています。
庭園をよく見て歩くと細かい部分にもブルーの統一感があり、中でもこちらのお地蔵さんはターコイズのイヤリングやネックレスを身につけており、今まで見た中で一番ファッションセンスが高いお地蔵さんでした。
紫陽花の青よりも少し緑寄りの同系色を使うという色使いテクニック、見習いたいですね。
幻想的な鎌倉の紫陽花、是非見に行ってみてくださいね。それでは!