秋といえば、美味しいご飯とか芸術とか色々ありますが、
私は名建築の秋を楽しみました!
今回は、近代建築の三大巨匠の一人、フランク・ロイド・ライトの建築へ
日本にあるライトの建築といえば帝国ホテルが思い浮かびますが、
その同時期に手がけていた建築が池袋にあるのです。
早速、行ってみましょう!
JR池袋駅から徒歩10分、
住宅街の中を進んでいくと、その姿が見えてきました。
「自由学園明日館(1922)」
1997年に重要文化財に登録され、日本で初めて動態保存が適用されたそうです。
実は、女学校として使われたのはおよそ7年間だけでした。
生徒数が増加したことでもっと広い土地が必要になり、現在の東久留米市に移転をしたそうです。
使われなくなった校舎は、今の状態からは想像もつかないほど荒れ果てていました。
動態保存とは、「建築は使ってこそ維持保存ができる!」という考えから
保存活動をしつつ、様々な活動が行われる場として活用していくことです。
この日も展示会や朗読会で人が集まる様子がありました。
週末には結婚式が行われることもあるみたいですよ!
校舎の中へ入り教室へ移動して来ました。
美しいですよね。
壁に施された水平、垂直、屋根の角度と平行に描く三線が
アールデコの芸術的空間に特徴つけています。
窓や収納棚の設えにもライトの意思が感じられます。
こちらは、教室とホールをつなぐ廊下部分。
この天窓の存在感すごい!
天高も手を伸ばすと届くほど低く設計されていますが、
45度角度を付けているからか、空間にゆとりを感じられました。
こちらは、中央にあるホールになります。
先ほどの廊下のところでも天井が低いと書きましたが、
ホールの半分ほどが同じ高さになっています。
ここにもライトのこだわりが隠されていました。
その秘密がこの大きな窓にあります。
写真では伝わりづらいですが、
窓の方へ歩いていくと段々と視界が広くなって行き、パーンと開けた空間に出ます。
2階までの高さのはずが、それ以上に天井が高く感じるのです。
これはぜひ体感していただきたいところです!
今回紹介できたのは半分くらいです。
見どころはまだまだたくさんあるので、ぜひ足を運んでみてください。
無料でガイド付き見学会も開催されています。
すごくわかりやすく、面白く解説してくれるのでこれは参加しない選択肢なしです!
名建築巡り第二弾もあるかも、、、
それでは、また。