[2020.7.18]
こんにちは。
最近は暑くなってきたにも拘わらずマスクは必須、外出をするのにもいちいち気を遣う日々ですね。インドア派の方々も、快適な室内にいるからこそ気づかない内に脱水症状に陥ることもあるそうなのでこまめに水分補給を意識して気を付けていきましょう(内なるおかん)
予断を許さない状況ではございますが、先日僕は久々に美術館に赴きました。
六本木は東京ミッドタウンのガーデン内にある21_21 DESIGN SIGHTです。
現在開催中の展覧会は「㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画」です。
昨年11月末から開催していたのですが、タイミングを逃し続けついに行くことが出来ました。
こんな状況でオープンしているなんてと嫌悪感を抱くかもしれませんが、第1次コロナ禍を経て完全予約制になり、館内常時換気に加え、マスクを少しでも外そうものならばスタッフさんが彗星のごとく現れ注意喚起をしてくれる徹底ぶりです←
肝心の内容ですが、この展覧会では26名の名だたるデザイナー達の作品が陳列されており、完成された作品は勿論、完成に至るまでの試行錯誤されたコンセプトやラフスケッチなどが観覧できるようになっています。
ジャンルの違うデザイナーだからこそ、構想に用いる道具も何もかもが違い、馴染みのあるものから見たことのないものまで、作品だけでなく過程をも楽しめる展覧会です。
人によっては完成品の手前の状態を見てなにが面白いの?結局不完全じゃん。と思うでしょう。
ですが普段我々が目にするものは完成されたものばかり、どんな動機や想いや考えがあって作られているのかを認識させてくれる。そんなことを考えさせられた展覧会でした。
優美な絵画を嗜むのも乙なものですが、現代アートだったり立体作品は見る方向や角度、視点によって捉え方は無限大。型にはまらない自分だけの切り取り方ができるのも醍醐味の一つかと思います。
こんな状況だからこそ味わえる、規制されて人の少なすぎる美術館。対策を徹底したうえで芸術鑑賞に興じてみるのはいかがでしょうか。