こんにちは。
先日、都内でお気に入りの場所である原美術館へ行ってきました。
元々は住宅として建てられ、後に美術館として長年親しまれてきましたが、老朽化とバリアフリーなどの問題から、2021年の1月をもって閉館となるそうです。
最後の展覧会「光―呼吸 時をすくう5人」では、日々の慌ただしさの中から見過ごされてしまうような物にフォーカスをした写真や映像作品などが展示されていました。
好みの作品だったのは、本来の用途と異なる使い方をされている道具たちの写真です。
本来の用途とは違う置き方をしているのに意外とハマってる。…といった違和感のある面白さと写真自体の色合いの綺麗さに惹かれました、笑
他には、原美術館自体を作品にしたものもいくつかあったので探してみるのも面白いかもしれません。
館内には併設のカフェがあるのですが、今回初めてテラス席でお茶をしてみました!
レアチーズケーキとホットコーヒーをいただき芸術の秋と食欲の秋を堪能しました。
私の個人的な感想ですが、やわらかい光と包み込むような空気感が原美術館の魅力であり、その空間も含めて作品を感じていた部分があったと思います。
学生の時から何度も足を運んだ思い出深い美術館がなくなってしまうのは寂しく、建物の隅々までじっくりと目に焼き付けました。
都内ではこうした規模で、味わい深い美術館はなかなか珍しいと思います。まだ訪れたことがない方は、ぜひ最後に一度伺ってみてはいかがでしょうか。
[2020.11.19]