[2020.9.4]
よくお客様に、照明ってどのくらいの明るさでどのくらいの個数があればいいですか?
とご質問をいただくことが多いです。
明るさや個数、照明の形は、それぞれのお好みやお部屋での過ごし方、
お部屋の特徴によってかわってくるので、
お客様ひとりひとりに合ったご案内をしていますが、
今回は我が家のリビングダイニングの場合を例にして、
検討の流れをご紹介いたします。
私の好みは、
全体が均一に明るい空間よりも陰影がある暗めの落ち着いた空間が好きです。
一般的に明るさの目安は1畳あたり30W~40Wと言われていますが、
それよりも暗くしたいと思っています。
部屋の特徴としては、天井高が低めなので、
圧迫感を軽減できるように、全体的に背の低い家具で揃えていて
なるべく部屋の上部はすっきりとした印象になるようにしています。
なので天井にあまり照明をつけたくないのですが、
食事や作業などをするダイニング部分はテーブル上を照らしたほうがいいので
ここだけは必要だな、と考えています。
上記の前提により、下記条件で照明を選びました。
・照明を置く場所は基本的にインテリア類の横。ちいさめのフロアライトで十分。
・天井の低さが目立たないよう、床に近いところを照らすようにする。
・明るさも最低限で、色味はあたたかみのある電球色にする。
次に、真っ暗な部屋をイメージして、「ここには光が欲しいな」と思うところに
照明を配置していきます。
我が家の場合は、ダイニングテーブルの上、ソファの横、部屋の角2か所
の計4か所です。
いったん、この必要最低限の場所に照明をおいてみて、
それでも足りなければ照明を追加しようとおもいましたが
わたしの場合、この時点で明るさは十分でしたので基本はこの照明のみで生活しています。
念のため、天井にも予備の照明を設置して、
畳数に対する目安くらいの明るさにもできるようにしているのですが、
私にとっては明るすぎると感じたのと、すこしのっぺりとした印象になるので
基本的には点けていないです。
上の写真が予備照明をつけているときとつけていないときです。
少し雰囲気変わりますよね。
以上が我が家の場合の照明計画です。
一概にワット数だけで検討するのではなく
どんな空間にしたいかを考えながら選ぶのがおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。