こんにちは。
今回は、夏に行った旅先で素敵な旅館に泊まったので
紹介したいと思います。
前々から家族と「一度は伊勢神宮に行ってみたいよねー」と話していて、
先月、念願の三重県伊勢・志摩へ向かいました。
伊勢神宮のことはみなさんご存知だと思うので、
宿へ到着したところから書き始めますね !
伊勢神宮からバスで10分、バス停から少し歩いたところにあります。
「麻吉旅館」
創業200年の歴史を持ち、登録有形文化財に登録されています。
実ははっきりとは分からないみたいですが、
江戸時代に栄えたこの地域は「古市」と呼ばれ、
1882年(天明2年)の「古市街並図」に
料理店「麻吉」と名前が載っていたそうですよ。
当時から伊勢神宮への参宮者を迎え、もてなしていたのでしょうか。
「江戸時代かー…」
なんだか少し不思議な気分です。
麻吉旅館は建物が魅力的で、坂道に立っているのです。
京都の清水寺で知られる懸崖造りという建築洋式で、
1階から5階まで、階段や渡り廊下で繋がっていました。
私が泊まったのは5階の8畳の部屋が3間繋がった広いお部屋でした。
障子を開けると2面に広縁があり、街並や朝熊山を見ることができました。
欄間は広げた扇子の柄がとても素敵でした。
早速、建物を探検へ行きましょう!
趣のある建具や調度品があり、タイムスリップしたかのような感覚に。
緑のガラスの入った障子戸。
サッポロビール、リボンシトロン、リボンジュースの文字が入った鏡。
模様の入った昭和型板ガラス。
一言で言ってしまうとレトロなのですが、
それぞれで年代が違うのは、長い歴史が物語っています。
夜になると、提灯にあかりが灯りました。
ライトアップしていると、また風情のある景色になりますね。
実は、この日は台風が近づいてきていて、
出発日まで見られないかもしれないという状況だったので、
とてもラッキーでした。
ぜひお伊勢参りの際に
文化財で宿泊体験してみてはいかがでしょうか。