自宅でのテレワークを快適にするアイデア
東京オリンピックに向けて政府が推進しているテレワーク。感染症対策に向けた取り組みも相まって、その流れは一気に加速しています。
自宅で仕事をする上で重要なのが環境づくり。
普段ご飯を食べるテーブルではなかなか気分の切り替えができなかったり、思うように仕事が進まなかったり。
今この記事を読んでいる中にも、実際に在宅勤務に取り組む中で不便さを実感している方もいるのではないでしょうか?
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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あなたの一番快適なワークスタイルは?
人によって快適に仕事ができるスタイルは様々。自分にとって一番快適な仕事場が自宅にあれば、働くのがもっと楽しくなりそうです。
今回は、nuリノベーションの実例から、3タイプのワークスペースをご紹介いたします。
仕事場 in リビング
まずご紹介するのは、リビングの中にカウンターを設けた事例。
作業中も家族の気配を感じられるだけでなく、キッチンまでゼロ距離で飲み物を取りに行ける便利なスタイルです。
生活を変えたワークスペース
リノベーション事例:「evergreen」(東京都品川区)
キッチンバックカウンターから一続きのワークデスクを造作した事例。
「家族みんなで過ごすリビングに作業場が欲しかった」というIT企業勤務のご主人のためのスペースです。
「前の家だと広い作業スペースがなくて、ギリギリまで会社で作業をして深夜0時ごろ家に帰ってくることもありました。今は家で快適に仕事ができるので、早く家に帰ってご飯を食べてからもう一仕事しようと思えるんです。」とご主人。
快適な仕事場のあるお部屋は、ライフスタイルそのものに大きな影響を与えるようです。
空間のテイストに馴染むワークデスク
リノベーション事例:「matte」(東京都品川区)
こちらもキッチンの隣にワークスペースがある事例。
写真の右奥に写るカウンターは横幅がなんと2.5m。最大で家族3人並んで座ることも可能です。
こだわったのはカウンターの木のカラー。フローリングとのバランスをみながら、少し明るめのカラーでヴィンテージ調の加工を施し造作しました。床とのバランスを取ることで、部屋全体に統一感が生まれています。
オンオフ切り替え!こもり型ワークスペース
次に紹介するのは、個室型のワークスペース。
壁で仕切ってしまうことでしっかりと集中できる環境は整えつつも、他の部屋と空気を共有するための工夫が光る2事例です。
自分の世界にどっぷり
リノベーション事例:「Level flow」(東京都町田市)
キッチンの隣にわずか1帖ほどの小さな個室を作った事例。
壁沿いに作った棚には趣味のコレクションやお仕事に使う本がずらり。脚がないカウンターを造作することで、足元にもしっかりと収納を確保しました。
キッチンと隣り合う壁には30cm四方の小さな小窓が。ご飯できたよ!という奥様の嬉しい声が聞こえてきたら、本日の業務終了の合図です。
本棚に囲まれて
リノベーション事例:「dot.」(神奈川県川崎市)
こちらはオリジナルの本棚で囲った書斎。
窓側にある本棚は背板を付けずに自然光で明るさを確保しています。
写真の手前側は扉や壁もなくオープンな作り。スペースを小さく仕切ることで扉がなくてもこもり感を演出する、隠れ家的ワークスペースです。
斬新だけどありかも!なワークスペース
最後にご紹介するのは、ちょっと変わった場所に仕事場を作ったリノベーション事例。
新しいけど、むしろ理想的かも?な2つのアイデアです。
いってきますとただいまの手前
リノベーション事例:「SIMPLE×MONO」(東京都江東区)
こちらのワークスペースがあるのは、なんと玄関土間。
靴を履いたまま椅子に座って作業ができる場所を作りました。靴を履くことがスイッチになって、気分を切り替えてお仕事モードに入れそう。
家に帰ってあともう一仕事という時、
一度ソファに腰掛けてしまうとなかなかPCを開く気分になれなかったり…。
そんな時もこちらのお部屋なら、「ただいま」をいう前に仕事をひと段落させ、すっきりした気分でプライベートな時間を始められそうです。
“泊まれる本屋”のような仕事場
リノベーション事例:「L>R」(神奈川県横浜市)
最後に紹介するのは、ワークカウンターと本棚、そしてベッドを1つの空間にレイアウトしたフリースペース。
本棚の横、ハシゴの先にベッドが隠れています。
ちょっと息抜きしたい時には、本棚から雑誌を手にとってベッドに持ち込みごろん。
近頃増えているブックカフェや泊まれる本屋の雰囲気を再現した、自由な働き方を可能にするスペースです。
最後に
「自分にとって一番快適な仕事の仕方って?」
なんだかこの質問、学生時代に”テスト勉強が一番はかどる場所はどこか”を友人たちと議論したことを思い出します。
自分のことを思い返すと、高校生の時は近くにあった大学の食堂がお気に入りで、大学生のときは駅から少し離れた人が少なめのスターバックスで勉強するのが好きだったような。
どんな空間を快適に感じたか、理由や特徴を書き留めて置いたり、写真に残しておくとリノベーションでワークスペースを作る際のヒントになるかもしれません。
仕事のスタイルが変われば、ライフスタイルそのものも大きく変わるかも。
快適なワークスペースのあるお部屋、検討してみてはいかがでしょうか?
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