[2020.6.18]
こんにちは、このブログを読んでいるみなさん、服や小物・インテリアなどを選ぶときに何を判断材料にしていますか?
― 好きな色・かたち・素材・質感・匂いなどその人だけの決め手があると思います。
今回お話ししたいのは、先日とある記事で見かけた「素材の表面の色が触感に影響を与えている」というコラムについてです。こういった雑学を知ることも僕の趣味の一つなので興味のある方は読み進めていただければと思います。
小難しい話は置いておくとして
端的に言うと、目で感じる「視覚」と肌で感じる「触覚」は共通の知覚として処理をされるのだそうです。
人間の「感覚」の話なので未知な点はまだ多いそうですが、暖色や寒色のモノに触れた時の温度感などのことを考えてみると納得してしまいます。
本題に入りますが、色における明度と彩度はモノの表面の粗さ・柔らかさ・温度感にも影響を及ぼすのだそうです。ちなみに説明しておくと、「明度」は白と黒の量の比率で読んで、字のごとく色の明るさを、「彩度」は明度に対する純色の量で、色の鮮やかさのことを言います。
今からする話は、質感が全く同じで様々な色の種類がある布を思い浮かべていただければと思います。
粗滑感については、明度・彩度が高いほどより平坦で滑らかに感じやすく、低いほど粗くザラザラに感じやすいそうです。
硬柔感については、彩度が低いほど柔らかく、高いほど硬く感じやすいそうです。
温度感については、視覚のみの場合、暖色は温かく寒色は冷たいという認識で間違いないのですが、それに「触れた」場合、微々たる差ではあるものの人体が実際に感じている温度は逆の結果になるそうです。
え、結局なんの話?
僕が伝えたいのは、モノを選びたいのに選びきれないとき、身に着けるのか、飾るのか、触れるのか、そこに在るだけなのか。そのモノの用途が「色」と「触感」にどう関係するのかを考えて選ぶと、生活がより一層快適にできるのではということです。
例えば、
年中通して目に入るけれど、触れることは少ない部屋の壁の色。
日常的に見て触れるソファーカバーや日用品や衣服の色。
鑑賞用に飾ってある絵画やオブジェや植物
などなど
個人の趣味はもちろん、体質や季節なども含めて、その時にベストなモノを選ぶ際に、ふとこのブログ記事を思い出して素敵なお買い物の手助けになれば幸いです。