DIY好き必見!扉のセルフペイント―前編―
空間の印象を大きく司る、お部屋の扉。
毎日手を触れる部分ゆえに日常生活で傷が増えてきたり、
色やデザインに見飽きてしまったり、
何かしらの悩みをお持ちではないですか?
そんな扉へのお悩み解決を手助けするため、
本記事では扉のセルフペイントの方法をお伝えしようと思います!
※作業目安時間は2日間となるので、前編・後編に分けて更新していきます
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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今回塗装するのはこちらの扉↓
もしかすると見たことのある方もいらっしゃると思います。
nuリノベーションの6Fオフィスの青い扉です。
もともと木製の扉に塗装が施された扉ですが
傷や塗装の剥がれ、それに加えて木材の経年劣化による建て付けの悪化などの不具合がありました。
ですが愛着のある扉なので、綺麗にして生まれ変わらせようと思います!
【使用する道具】
■養生グッズ
①マスキングテープ(粘着力に注意!)
②マスカー
■下準備グッズ
③紙やすり(60番くらい。荒め。)
④握りやすいサイズの角材(あれば)
■塗装グッズ
⑤刷毛(百均で売っている物でOK!)
⑥バケツ(ローラー専用)
⑦ローラー
⑧水性塗料
→今回、塗料のカラーは「黒」を選びました!
黒や濃い色は汚れや指紋が目立ちやすいので、
3分ツヤや5分ツヤのものがおすすめです。
[準備編1] 養生
作業スペースを確保したら、まずは汚れないようにしっかり養生します。
下記のように床と壁の隙間にマスキングテープを貼って…
その上にマスカーをします。
※POINT!
マスカーは粘着力が強いので、
マスキングテープを下に貼らないと壁や床の仕上げを傷つけてしまいます!
マスキングテープにも粘着力に種類があるので、
壁や床の仕上げを傷つけない適度な粘着力のものを選びましょう。
こんなかんじで、ドアよりも少し高い位置まで貼っていきます。
[準備編2] 扉の取り外し
作業スペースの養生が終わったら、実際に扉を取り外します。
ハンドルなどの金物類も全て取り外しましょう。
扉を外すときは、2人以上で行うと安全です。
扉を外さなくても塗装することはできますが、
精度を上げるために一度外すことをおすすめします!
[塗装編1] 下地準備
外した扉を作業スペースまで移動させ、早速塗装!
とはいきません…
塗料が乗りやすくなるように、紙やすりで扉の表面に細かい凹凸をつけます。
↓写真のように、紙やすりを角材に巻いてテープで留めると使いやすいです!
木目に沿ってしっかりと、写真のように、白くなって少しザラザラするくらいまでやすっていきましょう。
モールディング部分などの細かいところは扉を削ってしまわないようやさしくやすりがけするのがポイントです。
実はやすりがけが塗装の仕上がりに大きく影響する工程だけあって
このステップではかなり体力を消耗しました…
枠も金物類を取り外して、養生→やすりがけをしっかりと!
粉塵が舞いやすいので、周りの家具などは極力離れた場所に移動させておきましょう。
[塗装編2] 塗装
さて、次は待ちに待った塗装のステップです。
塗装の前には必ずガラス部分にマスキングテープとマスカーをお忘れなく!
バケツに適量の塗料を入れて、塗料と水を2:1くらいの割合で混ぜます。
最初は小口やモール部分などの細かいところを刷毛で塗っていきます。
ひと通り細かい部分を塗り終えたら、次はローラーを使って全体を塗っていきます。
バケツでローラーに塗料を付けたら、網の部分で余分な塗料をしっかりと搾り取っていきます。
ある程度塗り終えたら、枠も塗っていきます。「ベテランの塗装屋さんはヘッドライトで仕上がりを確認しながら塗っていくんだよ」と施工管理のいけさん。
一通り全体を塗り終えたら、1日目終了です!
危うくやすりがけの段階で心が折れそうになりましたが、
なんとか塗装まで進めることができて一安心…。
後編では2回塗りと仕上げの様子をお伝えしますので、
後編もぜひチェックしてみてください。