【保存版】シーン別:リノベ空間に似合うダイニングチェア
食事をしたり仕事をしたり、様々なシーンで活躍するダイニングチェア。
購入する際に重視したいポイントは?
今回はリノベ空間にぴったりなアイテムをシーン別でご紹介します。
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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<この記事のトピックス>
・case1. 短時間の作業や食事をするなら
・case2.リラックスした時間を過ごすなら
・case3. 座り心地を重視するなら
・case4.スタッキングするなら
みなさんはダイニングチェアを選ぶとき、なにを重視して選びますか?
デザイン性や座り心地、お手入れのしやすさなど色んな観点があるかと思いますが、使用するシーンや目的から逆算して選ぶことで、ダイニングでの時間がより充実するはず◎
また、ダイニングテーブルとのバランスによっても座り心地などが変わってきますので、チェアを選んでからそれに合うテーブルを選ぶことをおすすめします。
case1. 短時間の作業や食事をするなら
板座・樹脂製のチェアは、固くしっかりとした座り心地のため、短時間の作業や食事に適しています。
また、汚れた際もさっと拭けてお手入れが簡単なので、お子様がいるご家庭にも安心です。
・リノベーション施工事例:「ととのい」
▲vitra/スタンダードチェア (カラー:ジャパニーズレッド)
学校の椅子のような、どこか懐かしい雰囲気のある<スタンダードチェア>。
前後で太さの異なる脚部は、椅子にかかる重さを床へ逃がせる構造となっています。
また、ベースカラーと素材の組み合わせがオーダーでき、お部屋の印象をパッと明るくしてくれるようなカラーバリエーションが揃っています。
こちらの事例のように、彩度を抑えたお部屋との相性も抜群◎
・リノベーション施工事例:「feeling」
▲vitra/スタンダードチェア (カラー:ブルーマルクール)
また、樹脂製のチェアはカラフルな展開も多く、お部屋のアクセントになります。
・リノベーション施工事例:「trees」
▲HAY/アバウト ア チェア
同じカラフルなチェアでも、商品やブランドによって印象は様々。
<イームズプラスチックサイドシェルチェア>はビビットな色使いながらも、イームズならではのミッドセンチュリーな雰囲気を感じます。
▲ハーマンミラー /イームズプラスチックサイドシェルチェア
case2.リラックスした時間を過ごすなら
友人とお茶をしたり読書をしたり。
ゆったりとした時間を過ごすなら、肘があるアームチェアがもってこい。
椅子に包まれるような座り心地でリラックスした姿勢を取りやすいです。
体格差により座り心地の感じ方が変わりやすい形状のため、実際に座って試してみるのがおすすめです。
・リノベーション施工事例:「Dear Alvar」
▲artek/ドムスチェア
<ドムスチェア>は、背もたれや座面の曲線が絶妙で、長時間座っても疲れにくいデザインが追求されています。
アームチェアですが、肘置きは比較的短め。
横からみても後ろから見ても、ぽてっとしたかわいらしさがあり、丸テーブルとの相性も抜群です。
木の面積が多いデザインなので、タイルなど異素材の床材とスタイリングをして、バランスをとるのがよさそう◎
ちなみにこの事例は、アルヴァ・アアルトの自邸をオマージュしてデザインされていることもあり、artekの家具と見事に雰囲気がマッチしています。
case3. 座り心地を重視するなら
座面の素材によって座り心地も様々ですが、中でもおすすめしたいのがペーパーコードが張られた椅子。
Yチェアなどの代表的な北欧家具によく用いられている座面で、使うたびに座面がお尻の形に馴染んでくるのがなんとも魅力的です。
・リノベーション施工事例:「Latte」
▲カールハンセン・サン/CH24
ペーパーというワードのイメージに反して耐久性も抜群。
また、ペーパーコードは張替えができる製品が多く、長く愛用できるのも嬉しいポイントです。
・リノベーション施工事例:「饗〜kyo〜」
▲カールハンセン・サン/CH24、CH56スツール
CH36やCH23など様々なシリーズがありますので、ご自身のお気に入りを見つけてみてください。
・リノベーション施工事例:「SIMPLE×grayish」
▲カールハンセン・サン/CH36
また、ここでもう一つ紹介したい代表的なペーパーコードチェアが、デンマーク家具デザインの原点といえる<モーエンセンチェア>です。
・リノベーション施工事例:「oio」
▲FDBモブラー/J39ボーエ・モーエンセンチェア
柔らかく湾曲した背もたれや、手編みの座面など座り心地はもちろんですが、シンプルで無駄のないデザインこそが魅力。
その佇まいは永遠のスタンダードと呼ばれ、発売から70年以上が経った今でも人気があります。
case4.スタッキングするなら
来客がないときはスッキリしたダイニングを保ちたいという方には、スタッキングできる椅子がおすすめです。
運びやすさやスタッキングした時の佇まいを重視して選ぶと、長い付き合いができそう。
・リノベーション施工事例:「stealth」
▲アノニマカステッリ/DSCシリーズ(D&DEPARTMENTモデル)
通称<カステリチェア>はアルミ素材の脚がラフさを出しつつ、工業的すぎないデザインなのでどのようなテイストでも合わせやすいのがポイント。
スタッキングした時の姿もクールで、惚れ惚れします。
また、D&DEPARTMENT別注モデルは、日本人の体型に合わせて5cmほど座面高を低くしており、座り心地が追求されています。
最後に
それぞれの家具に特徴や魅力がありますので、ご自身の生活シーンを細かく想定して、ライフスタイルにあったダイニングチェアを選んでいただけたら嬉しいです。
また、ダイニングセットをはじめとするインテリアに合わせて空間をつくることができるのがリノベーションの魅力でもあります。
リノベをする際は、ぜひどんな家具と暮らしたいかも考えながら内装デザインを決め行ってみてはいかがでしょうか。
みなさまの家具選びや家づくりの参考になれば幸いです。