11月8日は「リノベーションの日」。リノベを知って、リノベを楽しもう!
皆さんは、11月8日が何の日かご存じでしょうか?
実は、11月8日は「リノベーションの日」。本日は「リノベーションの日」の由来や制定の背景、盛り上がりをみせるリノベーションの今をお届けします!
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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「リノベーションの日」とは
「リノベーションの日」は、リノベーションの知識を多くの人に知ってもらうことを目的に、一般社団法人リノベーション協議会によって2022年に制定されました。
■「リノベーションの日」発足の背景
価値観の多様化が進む現代社会。住宅取得の手段として「リノベーション」がより社会に浸透すること、そして、住まい手一人ひとりが自分の価値観に合った空間で、等身大の暮らしを楽しむことを当たり前にしたい。
そんな思いを込めて、「リノベーションの日」は発足されました。
■なぜ11月8日なのか
実はこれにもしっかりとした由来があり、建築の柱を表す「11」と、循環を意味する“∞”を数字で表現した「8」を組み合わせた日付となっています。
今年は雑誌「LiVES」をリノベーション特集でジャックした企画誌が11月8日に発刊されるなど、盛り上がりを見せています!
ちなみに、弊社スタッフ・早見のリノベーションした自邸も取り上げられていますので、ぜひチェックして見てくださいね◎
リノベーションの今を知ろう!
「リノベーションの日」の発足以前から続く「リノベーション・オブ・ザ・イヤー(ROY)」は、リノベーションの魅力や可能性を広く発信するためのアワードで、こちらもリノベーション協議会の主催で毎年開催されています。
<1,500万円以上部門><1,500万円未満部門><800万円未満部門><無差別級部門>の4つの部門に分かれ、それぞれ優秀作品が選出される当コンテストには、毎年全国のリノベーション会社から多数の施工事例がエントリーしています。
今年の最優秀賞の発表日は12/12(木)。
ここからは、nuリノベーション(以下、nu)の施工事例の中から「ROY2024」の最終選考にノミネートされた2作品をご紹介いたします!
■1,500万円以上部門 | 「普通の生活で人生終わりたくない」-始まりはチェアの模写-
▷ROYエントリー記事はこちら
・リノベーション事例:「椅子と灯り」(東京都板橋区)
高校生の時に目にした雑誌「Hot-Dog PRESS」のイームズチェア特集号がきっかけですっかり椅子の虜になり、雑誌に載っているチェアを模写していたというUさん。
大学の入学祝いで念願のイームズチェアを買ってもらったのを皮切りに、現在に至るまで21脚もの名作チェアを集めてきたといいます。
リノベーションでつくり出したのは、そんな椅子一つひとつを飾れるインテリアショップのような空間。
以前から夢見ていたという<ザ・コンランショップ>や、2000年代にキャットストリート沿いにあった<hhstyle(エイチエイチスタイル)>のように、チェアをずらっと並べて愛でる暮らしを実現しました。
7歳と2歳の息子さんも、ディスプレイ用の作品を工作してくれるそうで、家族みんなで飾る暮らしを味わっているというUさん一家。
Uさん:子どもが生まれてからは妥協の連続で、自分たちの趣味の良さが無くなってきて、せっかく集めたチェアたちも隅に追いやられていって…。これが普通の生活なのか、こういう生活で人生終わるのかと、全然イキイキしていませんでした。今はガラリと変わって、次はここに何を置こうかなとか、一つひとつ集めて飾る愉しさがあって、最高にワクワクしています。
好きなものに囲まれた暮らしは、人生の幸福度を上げてくれる。
リノベーションならではの空間で暮らす愉しさをそのままに表現したような空間ですね。
■800万円未満部門 | 「0LDKの我が家を、大切に住み続けたくて」
▷ROYエントリー記事はこちら
・リノベーション事例:「0LDK 2nd」(東京都品川区)
約12年前に、品川区にあるマンションの一室をフルリノベーションし、こだわりの自邸を創り上げたKさん一家。
お子さんの成長や夫妻の働き方の変化から住み替えを検討し始めた当初は、広い家へ引っ越すことも視野に入れていたそうですが、学区を変えたくないということやどこへでもアクセスしやすい便利な立地が気に入っていたこと、そして何よりこの家への愛着があったため、住み慣れた自宅をリノベーションして暮らし続けることを決めたといいます。
2回目のリノベーションで手を加えたのは、パーティションで緩やかにゾーニングされた約4.7Jの寝室スペース。ベッドをおいて家族の寝室として使用していたその空間にロフトを造作し、縦空間を有効活用するデザインを取り入れました。
ロフト下は夫妻の寝室スペースとして、ロフト上をお子さんのパーソナル空間として使用。お子さんの夜間の昇降も加味し、ハシゴではなく階段を造作して安全性を確保しました。
ロフト下の夫妻のベッドルームは真っ白な空間にブラックのシンプルなスポットライトを設置し、まるでホテルステイしているような上質な空間に。
Kさん:個室にするとコミュニケーションが遮断されてしまいますが、我が家の各スペースはセミオープンなので、お互いがちょうどいい距離感で過ごせている点が気に入ってますね。長男も自分の空間ができて喜んでいます。
『0LDK』という元々のコンセプトを尊重しつつもアップデートされたご自宅で、家族の新たな時間が紡がれていきます。
最後に
今年のエントリー作品や過去の受賞作品をご覧いただくと、リノベーションのトレンドや、住宅というものがいかにその時その時の世相によって変化してきたのかがお分かりいただけると思います。
すでにリノベーションをされた方も、これからリノベーションしたいと考えている方も、ぜひ毎年11月8日には「リノベーション」を通じて、ご自身の住まいや暮らしと向き合う時間をつくってみてくださいね。