こんにちは、nu編集部です。
今回から、nuリノベーション(以下、nu)のスタッフブログにて、新連載がスタートします!
その名も、“キリぬき「いい時間」”。
空間づくりを通じて、お客様の「いい時間」をつくるお手伝いをさせていただいている私たちですが、提供する側のスタッフ一人ひとりも、「いい時間ってなんだろう?」と日々考えながら暮らしています。
この連載では、共通の趣味を持つスタッフ3名に集まってもらい、それぞれが日常の中で実践している「いい時間」を切り取って語りあっていただきます!
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#お料理好きの集い
初回の今回集まってもらったのは、nuスタッフの中でも“お料理好き”を自称する3人。料理を作る「いい時間」を楽しむ、それぞれのスタイルとは?
△(左)施工管理:池田、(中央)施工管理:大羽、(右)アドバイザー:橋野
#1 料理歴は、それぞれ10年超え
橋野 池田さんが料理好きなのが意外!
池田 実は中学生の時から好きなんです。実家暮らしだったので頻度はそこまで多くありませんでしたが、不意に作りたくなると作っていました。パンとか。
大羽 パン!いきなりハードルが高い(笑)。橋野さんもパンお好きですよね。作ったりしていたんですか?
橋野 僕は「パン屋が作ったパン」が好きだから。パン屋さんへのリスペクトも込めて、パンは買って食べる派なんです。
池田 確かにパン屋さんのパンは別格ですよね(笑)。一人暮らしを始めてからはコンビニ食に頼ることも増えましたが、何より作る時間が好きだから。お酒を片手にイヤホンで好きな音楽を聴きながら、気が向いたら22時からでも料理をスタートしちゃいます!
橋野 すごいスタミナ!(笑)でも、それって本当に「料理」が池田さんの息抜きの時間ってことなんですね。
大羽 私も、高校生の時は自分でお弁当を作って持っていってました。その時、やっぱりコンビニ弁当より美味しいなって実感して。「美味しいものを食べたい」って思いが、料理を好きになったきっかけでした。社会人になってからは、健康にもより気を遣うようになって。料理への気持ちも変わっていったような気がしますね。
#2 お料理タイムを格上げするもの
池田 橋野さんは、アルミのフライパンを持ってるんですよね?
橋野 うん、だいぶ前に憧れて買って、パスタ専用で使っていますよ。
△使い込まれた「HOKUAマイスター」のアルミフライパン
大羽 アルミフライパンだからこそ良いポイントってあるんですか?
橋野 そうですね、熱伝導がいいので火加減がしやすいという点は魅力ですね。あと、テフロン加工のフライパンって黒系が多いと思うけど、アルミパンは材料やソースの色が鮮やかに見えて、作っている時間も目で美味しさを味わえます。あとはもう、雰囲気ですね(笑)。
大羽 雰囲気、すごく大事ですよね!私は健康を気をにするようになってから、食材の栄養素が気になるようになってきて。自分が食べているモノのことをもっと知りたくて、『からだのための食材大全(NHK出版)』を購入しちゃいました!
△イラストや写真つきで、食材について楽しく学べる
橋野 分厚いですね!どんなことが載ってるんですか?
大羽 食材ごとの栄養素はもちろん、その栄養を最大限に引き出す調理方法や保存方法も載っています。買い物中に気になった食品を、家に帰ってこれで調べてみると新しい発見があったりして。スーパーでの何気ない買い物の時間も視点が変わって楽しくなります!
池田 すごいなぁ…。僕はお二人ほどコアではないかもしれませんが、最近電動のスパイスミルを購入して。粒から挽く胡椒の美味しさに感動しました!
橋野 それ、すごくわかる!香りが全然違いますよね。僕は手動ミルですが、パスタにもトーストにも、ガリガリ胡椒振っています!(笑)
#3 お料理の師匠はアナログとデジタルを使い分け
池田 大羽さんは何を作るか決める時も、この本を参考にしているんですか?
大羽 レシピとなるとネット検索ですね。冷蔵庫にある食材で検索して、美味しそうなレシピを参考にしています!ただ、どういった調理方法が適している食材なのかとかは、やっぱりこの本を参考にしたりしますね。
橋野 僕も結構、調理学的な視点からも料理が好きなので、料理研究家さんのYoutubeを見るのが好きで。大羽さんのこの本にも書いてあるけど、「きのこは旨味成分が溶け出す温度が◯度ですよ」みたいなところにすごく興味があるんですよね。適した調理方法で作ると、同じレシピが見違えるように美味しくなったりして。理系人間な私からすると、そういうところが気になっちゃうんですよね。
大羽 うんうん、そういうのを調べる時間も楽しいですよね!せっかく食べるものなら、より美味しくより栄養が取れた方がいいし。
橋野 パスタ作りにハマり始めたのが15年くらい前なんですが、当時は本やネットが中心でした。「こんなシンプルな材料なのに、なんで美味しく作れないんだろう!」って思ってて。それがYoutubeのおかげで飛躍的に進歩しました。工程だけじゃなくて「なんで」という考え方の部分も丁寧に解説してくれるので、料理の延長線としてそういった知識を得る時間も、自分を豊かにしてくれるなぁと。
池田 橋野さんのパスタ、食べたい!!でも確かに、調理工程をしっかり見せて解説してくれるYoutubeはわかりやすいですね。僕も今度、見てみよっと(笑)。
△橋野さん作の新玉ねぎのペペロンチーノ
#4 食がもたらす「いい時間」
橋野 最近は料理・グルメ系の漫画も人気が高いようですね。みんなが健康に目を向ける時間が多かったからこそ、「料理」や「食べる」時間に改めて目を向けようっていう人が増えてるのかもしれないですね。
大羽 すごく当たり前のことですけど、食べたもので自分の体ってできてますしね。自己投資としての意味も込めて、やっぱり食は大切にしたいですね。
池田 確かに、言われてみるとそうかもしれないですね。僕は正直、お二人のような視点で料理をしたことがなかったので、今日お話しできてすごく新鮮でした!今の僕にとっては、「とにかく自分が食べたいものを美味しく作る」、「料理する“時間”を存分に楽しむ」という2点が要で。新しいものにもどんどん挑戦したくて、最近は和食が気になってます。お出汁から取ってみたいな、とか。
大羽 おおー、また池田さんはいきなり極めたところを攻めますね(笑)。
池田 先日は天ぷらも作りました!今は家庭的な料理が中心ですが、そういった本格料理も攻めていこうと思っています!
△池田さん作の(左)卵雑炊、(右)ミネストローネ。
橋野 僕は今パートナーと一緒に住んでいるんですが、一緒に暮らすようになった時はそれこそ「食」が一番良いコミュニケーションツールでもありました。誰かと一緒に食べる「時間」を意識するようになったことで料理が自分のためだけじゃなくなって、レパートリーも広がりましたね。パスタばっか食べさせるわけにいかないですから(笑)。
大羽 お料理を作る時間、食べる時間、「次は何を作ろうかな」てワクワクする時間。全部がすごく大事ですね!時間がないとどうしても料理の質って下がっていってしまいますし、日々の中での“料理の時間”はこれからも大切にしていきたいですね。
△毎朝のお味噌汁は、南部鉄器の急須でお湯を沸かすのが大羽さんのマイルール。
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それぞれのスタンスでお料理をたのしむ3人。「料理」を点としてみるのではなく、その時間を中心として広がるさまざまな時間がつながり合い、暮らしを豊かなものにしてくれているんですね。
今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに(^^)
撮影・文:nu編集部