ライフスタイルメディア「cocorone」編集長とみこさんのリノベーション日記。
新築派の夫とリノベ派の妻とみこさんのリノベは、一体どんな風に進んでいくのでしょうか。
[ Vol.1 リノベのきっかけ ]
リビングが見渡せる開放感あるキッチンで料理したい」「光が差し込む室内窓を廊下につけたい」「お気に入りのうつわを好きなだけ買いたい!でも収納力も欠かせない。」「仕事場のコンセントは、最低でも3個以上欲しいな〜!」など、理想のお部屋を日々妄想しているみなさんこんにちは、とみこです。ライフスタイルメディア『cocorone』の編集長をしたり、フリーランスでWebを中心にお仕事したりしています。
私もかつて、細かすぎる理想をあげては、日夜妄想していたひとり。今回、ご縁があってnuリノベーションさんと自宅のリノベをはじめました。
よく考えたらリノベの進め方も、物件の探し方も、ローンの組み方も、わからないことばかり。本やネットで調べたり、担当デザイナーさんに相談したり、手探りの毎日です。
でも、自分の理想に向かって進んでいくリノベの過程が楽しくてSNSで発信していたら、連載させていただくことに!全13回にわたってリノベのきっかけから、住んだ後の暮らしまで、リアルなプロセスを公開していきます。
家は、人生で1番といってもいいほど、大きな買いもの。せっかく購入するならば、心から満足のいく家づくりをしたいですよね。この連載を通して、リノベーションが自分らしいライフスタイルを叶えるための選択肢になれたら嬉しいです。
第1回目の今回は、リノベーションのきっかけをお話しします。
実家を出て初めて私が住んだのは、1DKの小さな部屋。
コンクリート打ちっぱなしの壁、自然光がたっぷりと入る大きな窓、ホテルのようなタイルが貼られた洗面台…1軒目の内見でひとめぼれして、その日のうちに入居を決めました。
昔ながらの商店街も、新しい商業施設も、緑豊かな公園もあり、昔から馴染みがあって好きだったエリア。自分の“好き“に溢れた毎日は、特別なことがなくても充実していたし、自分の意志でものを選ぶことで、暮らしが楽しくなっていきました。
そんな風に自分の意志で“選ぶ”大切さを知ったから、いつか自分が家を買うときも、意思を持って選びたいと思ったんです。
2019年の夏、結婚式を終えたことを機に、家の購入を本格的に考えるように。
まず最初にやったのは、夫婦のすり合わせから。理想を叶えるために私は中古マンションリノベーションを希望していて、機能性やメンテナンス性重視の夫は新築マンションを希望していました。
いつかはリノベをしたいと思っていたけれど、予算感、スケジュール、物件探し、ローンのことなど、すべてが未知の領域。そもそも実現可能なのか現実を知るために、1冊の本を購入しました。
これで予算が合わなかったり、思った以上に大変だったらリノベは諦めようと思っていたんですが、結果的にこの本がプレゼン資料代わりになり、私たちはリノベをはじめることを決意します。
リノベのいちばんの決め手は、費用を抑えながらも自由度の高い家づくりができること。間取りから、壁や床、水回りの設備、造作のインテリアまで、自分たちの暮らしに合う空間を叶えられると思ったんです。
私はフリーランスで家にいる時間も長いので、自分の気持ちが高まる部屋であること、中古物件でも共有部分がきれいなこと、駅から徒歩15分以内の立地にあること、もしくは主要な駅まで20分ほどで行けること。あとは、スーパー、コンビニが徒歩3分圏内にあるとなおよし。
夫の希望は、予算におさまる費用感であること、宅配ボックスがあること、ゴミ置き場があること、自然が多い街に住むことなど。
ふたりの希望を加味しつつ、予算内におさまるためにはどうしたらいいか、情報収集を進めることに。こうして、私たちのリノベーションがはじまります。
撮影・文:とみこ