nuリノベーションのスタッフ自宅をルームツアー動画にてご紹介。
今回はアドバイザー・伊達がリノベーションして暮らす、築39年・54㎡の自宅にフォーカスします。
視線を低く保ったワンルーム【staff’s ROOM TOUR】
アドバイザーでありながら、一級建築士の資格を保有している伊達。
前職は設計士として働いていたこともあり、『自分もいつか必ずリノベーションしたい!』と思っていたところ、タイミングよく出合ったのがとあるリノベ済み物件だったそう。
伊達 卓也|Takuya Date
94年生まれ。静岡県出身。建築学科を卒業後、組織設計事務所で一級建築士として働く。
2021年からnuリノベーションのアドバイザーとして従事。
趣味はテニス・サウナ。好きなインテリアショップは南青山にある「TIME & STYLE」。
ナチュラルな雰囲気を纏いつつも、建築愛に溢れた芯の強さを兼ね備えている。愛称はダテちゃん。
伊達ならではの既存を活かした建築テクニックや、空間を広く見せるインテリアスタイリング術など。
こだわりの詰まった自宅の詳細は、【YouTube本編】でぜひお楽しみください。
■テーマは再構築
購入当時、4年前に既にリノベーションされていた物件だったこともあり、水回りは既存を利用。
壁の位置も変更していませんが、リビングとキッチンの間の建具を取り払うことで、自分好みの開放感のあるワンルームに昇華しました。
伊達:「前の売主さんがリノベーションされた空間も素敵だったので、いいものは残して、再構築することをリノベーションのテーマにしていました。なので間取りもほとんど変えてないですし、リビングのディスプレイ棚に関しても元々反対側の壁に付いていた棚板を白く塗装して再利用しています」。
■重心を低くして、空間に広がりを
インテリアでこだわったポイントは、重心をとことん低くして、空間に広がりを持たせることだったそう。
そんなテーマに合わせて厳選したのは、背の低い家具たち。
ボリューム感のある見た目とは裏腹に、高さが抑えられた<arflex>のマレンコソファ。
通常よりもネックを伸ばしたオーダーハンガー。
DIYで制作したベッドフレームを使ったローベッドなど。
全体的に視線が低く保たれ、どこまでも落ち着ける空間が広がっています。
伊達:「特に気に入っている家具は、マレンコです。4枚の座布団を重ねたような単純な形状でありながらもとても美しく、高さ、幅、奥行きが、絶妙に私の身体スケールとはまる感覚があって、マレンコにだらんと体をあずけてプロジェクターで映画を観る時間が至福ですね」。
■憧れのグラデーションカーテン
伊達邸を語る上で外せないのが、黄色と紫のグラデーションになっているレースカーテン。
カーテンでありながらアートのようでもあり、なんともいえない美しさを放っています。
また、重心の低いインテリアで整えられた伊達邸ですが、カーテンはあえて天井付けにして、天井が高く見えるように設えたそう。
伊達:「天井付けにすることで視線が上に誘導されて、天井が高く感じるんですよね。開放的な空間にしたかったので、なるべく部屋が広く見えるように工夫しました。
このカーテンはオーダーメイドで約30万円ほどかかったのですが、今回は大規模な間取り変更などをしなかったので、インテリアにとことんコストをかけてもいいかなって」。
このカーテンに限らず、家具選びはとても慎重に行っていたという伊達。
こんな風に自分自身でCGを立ち上げながら検証を重ねて、自身が家具に求めている本質的な要望をあぶり出し、優先順位を立てていったそう。
(▲伊達がリノベ時に自作したイメージパース)
常に自分自身と向き合いながら家づくりを進めていった様子がひしひしと伝わってきて、まさに伊達そのもののような空間に仕上がっているなと感じました。
ちなみに、大学時代は金沢で建築を学んでいたという伊達。
今回の家づくりの大きなテーマとなっていた“美しいものを活かして、そこに新たな価値を見出したい”という考え方は、リノベーション文化が古くから根付いている金沢で過ごした大学時代がルーツになっているようです。
Youtubeでは、そんなリノベーション愛に溢れた伊達のこだわりを詳しくお話ししています。ぜひ本編をご覧いただけると幸いです。
✔︎Youtubeで本編をみる