モデルの斉藤アリスさんとお届けする、ご自宅のリノベーション日記。
物件探しから、工事中の現場のレポートまで。アリスさんと一緒に、はじめてのリノベーションを楽しく進めていきましょう!
[ Vol.13 スケルトン ]
これまで、決定した間取り、そしてキッチンや床の素材についてお伝えしてきました。
実際の打合せ期間は、2018年10月から2019年2月までの約4ヶ月間。
毎週コンスタントに打合せをしていた月もあれば、
年末年始や旅行などでちょっと間が空いた時期もありましたが、
平均月に3回ほどの打合せ回数だったのではないかと思います。
お伝えしてきたこと以外にも、照明やコンセントをつける位置など、毎回の打合せで少しずつ決めていきます。そして「やりたいこと」、「使いたい素材」と予算のバランスをとる調整作業が終わると、いよいよ現場の解体作業がスタート。
nuリノベーション(以下、nu)のサービスは大きく分けて4種類。
スケルトンから丸ごとつくりかえる「MARUGOTO」、既存を活かしつつリノベする「ECO」、戸建リノベの「KODATE」、店舗オフィスの「SHIGOTO」です。
(詳しくはこちら:https://n-u.jp/service/renovation-menu/)
アリスさんは購入した物件を一度スケルトン状態まで解体し、すべてをつくりかえる「MARUGOTO」で、今回リノベーション。
元々リフォーム済みの物件だったため、解体前でも実はこんなにキレイな状態でした。
ここまでキレイだと解体するのがもったいない…という気持ちもありますが、目指すのは「自分らしさ」がたくさん詰まった住まい。
空間に自分を合わせるのではなく、自分の暮らしに空間をフィットさせていくという考えが、今ではスタンダードですよね。
実際の解体中の写真も撮りたかったのですが、安全面の観点から断念。
今回は、解体後のスケルトン状態をお見せしたいと思います。
解体にかかる時間は、およそ1日。解体直後は、躯体や給排水管がこんな風に露出します。
意外に知らないという人も多いので、ここで大事なことをお伝えすると、解体にももちろん費用はかかります。そして、皆さんが想像しているよりも、ちょっとだけ高いと思います。
リノベーション費用とひとくちにいっても、解体費や現場で出た端材の処分費など、雑費というのは結構かさむものです。みなさんが実際にリノベする時に、見積もりを見て「こんな費用までかかるの!?」とびっくりしないよう、頭の片隅に置いておいていただけるとうれしいです。
さて、解体した現場で行う、とても大切な作業についてもお伝えしますね。
物件内見の際にも、アドバイザーが壊せる壁や壊せない壁、水回りの移動が可能かどうかなどはお伝えしておりますが、実際ここまで解体してみないとわからないことも多々あります。
それは例えば、大きなヒビ割れはないか、天井がどのくらいあげられるか、床・壁・天井の水平垂直が取れているか。あとは給排水管が劣化していないか、など。
すべては、計画平面図(最終的に決まった間取り図)の通りに施工ができるかどうかに対するチェックなんです。
購入したマンションの新築当時の図面を見ながら、図面通りに構造壁や設備配管があるかどうか、予定外の段差がないか…
もし何か見つかった場合は、工事費用に増減が発生する可能性もあります。だから現場担当は責任重大。nuでは、解体に入ると同時に設計から施工へと担当をバトンタッチします。
とはいえ、設計担当も現場を見に行きますので、担当が1人増えるようなイメージでしょうか。
これから使う材料が運ばれてきた状態の空間はこちら。
ものすごく個人的な話ですが、スケルトンにすると解体前より狭く感じることがあります。
これって、すっごく不思議な感覚。端から端まですべて見えているからそう思うのでしょうか。スケルトン現場を見る機会があったら、この感覚を味わってみて欲しいです!
さて、長いようで短かった、濃密な打合せの時間が終わり…
解体がスタートしたら、あとはnuにお任せ!(ふぅ)
…いえいえ、そういうわけにはいきません。
nuでは現場に入ってからもお客様と打ち合わせの場を設けているんですよ!
次回は、最後の写真に写っているニョロニョロの紙、これが一体何なのかが解き明かされます!
(8/3更新予定です!お楽しみに!)
取材・文:山下あい / 撮影:上田瑠美
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