マンションのリノベーションで できるコトとできないコト。vol.2
前回の記事の続きです。
マンションには『専有部分』と『共用部分』が存在し、個人がリノベーションで自由に変えられるのは『専有部分』だけ。
では、その『専有部分』って一体どこの部分を指すのだろう!?具体的にマンションリノベーションで自由にリノベできるのはどの部分!?
前回に引き続き、今回のリノベのアレコレでは天井と床材についてお話しします^^
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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リノベ前に知っておくと役立つ!マンション用語
『専有部分』とは区分所有法で個人の所有権となる部分。住戸の内側(内装材と建具)と床材やキッチンなどの住宅設備のことを言います。『共用部分』とはマンションの所有者全体で所有権をもつ部分。例えばエントランスや共用廊下など共同で使う部分を言い、電気・給排水などの共用設備も含みます。リノベで変更できる『専有部分』とできない『共用部分』を事前に把握しておくことで、リノベーションをしたい!となった時に必ず役に立つはずです。
1.天井って高くできるの!?
構造壁の内側までの空間が専有部分となるため、天井板を外して天井高をあげることは可能です!しかし築年数が経っているマンションの場合、上階の排水管が下階の天井裏を通っている可能性もあるので要チェックです。こちらの事例「ワイン食堂」は、リビングの天井を上げたことで生まれた縦空間の上部に寝室、下部にワインセラーを造り存分に天井高を活用しています^^
2.カーペットをフローリングに変えることはできるの!?
住戸の内側は専有部分なので自由に変更が可能です!しかし、ここで注意したいのは元々カーペットや畳だった床材をフローリングに変更する場合です。例えば上下階への遮音のため、マンションの管理規約によっては「カーペット以外禁止」などと記されている場合もあります。しかし、カーペットしか敷けないなんて…とデメリットに感じることはありません!こちらの事例「住むアトリエ」では弧を描いた緩やかなベンチに合わせて、優しい緑色のカーペットをチョイスしました。お気に入りのクッションを置いてカーペットならでは柔らかい床の上でゴロンと横になれば、癒されること間違いなしですね^^
いかがでしたでしょうか?『専有部分』だからという以外にも管理規約やそのマンションごとに決められたルールがあり、やりたいことが制約されてしまう…そんな場合でもnuリノベーションにご相談いただければ、高いデザイン力でデメリットをメリットに変えてみせます!