[前編]リノベ会社に行く前に!知っておきたい物件の話
自分たちにぴったりな『リノベ向き物件』はどう探す?これからの暮らしのために何を重視して物件探しを行うか、リノベ会社に足を運ぶ前に考えておきたいポイントをご紹介します。
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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リノベ済み物件 or 現況物件
近年急増している「リノベ済み物件」。設備や壁・床がすでに新しくなっているので、気に入った部分を活かしながら再リノベすることが可能です。対してこれまでにリフォームやリノベが行われていない「現況物件」。リノベ済み物件を再リノベする方が少ない工事で済む場合もありますが、工事の内容によっては工期がほとんど変わらない可能性も。リビングなどにポイントを絞ってリノベをしたい!という方には他の部分を既存利用できるリノベ済み物件が、よりこだわりたい人にとっては迷いなくフルリノベーションできる現況物件がおすすめです。
[ リノベ済み箇所を活かして再リノベしたお宅の実例 ]
1.SIMPLE×SOZAI(https://n-u.jp/gallery/simplexsozai-3/)
築年数も浅く前のオーナーの管理も行き届いていたため、寝室や水回りを活かしながらリノベーションした実例。
LDKからキッチンに上がる小さな段差は物件購入時からのもの。段差に合わせてフローリングの色味も調整しました。
2.POP×50’s(https://n-u.jp/gallery/eco/popx50s/)
リビング以外の間取りは全て活かしつつ、クロスでガラッと印象をチェンジ。
壁一面の棚を造作し、縦長の空間を活かしています。
|エリアや周辺環境を重視して物件を購入し、フルリノベーションした実例
1.sugar (https://n-u.jp/orderreport/sugar/)
窓からの景色に運命的な出会いを感じ、築33年の物件をリノベーション。古い設備は全て交換して、オープンな洗面スペースを新設しました。
2.Level flow (https://n-u.jp/orderreport/level-flow/)
70㎡以上の広さと日当たりが気に入って購入した物件。リビングを最大限まで広げ、廊下のない大胆な間取りを実現しました。
[ 広い物件 or コンパクトな物件 ]
面積が広くなると、物件価格はもちろんリノベ費用も高くなります。広いに越したことはありませんが、基準にしたいのは”自分たちにとってちょうどいい広さ”。今住んでいる家の広さをベースに、少し先の将来まで見据えてあとどれくらいの広さが必要かイメージしてみましょう。
リノベーションによって、収納や間取りは自分たちにとってベストな形に変えることできます。また天井高をあげることが可能な物件やバルコニーの広い物件は数字で見るよりも広く感じます。希望の平米数に満たない物件に決めたとしても、そこから先がリノベーション会社の腕の見せ所。広さと予算の「ちょうどいい」ポイントが決まった時点で、まずはリノベ会社に相談してみましょう。
|物件の広さを活かしたリノベーション実例
1.SIMPLE×プレーン 90.72㎡ (https://n-u.jp/gallery/simplexプレーン-8/)
子育てのため、とにかく広いリビングを作りたかったというKさん家族。予算のうち8割を物件費用に充て、壁の塗装などはDIYで完成させました。17.5帖のリビングと、それにつながるように作られた和室とフリースペース。
お子さんが思わず駆け回りたくなるような広さです。
2.ROUGH×SOZAI 85.84㎡ (https://n-u.jp/gallery/eco/roughxsozai180115)
家族が集まって過ごすリビングを作りたかったというY夫妻。築32年の物件ですが、古いからこその味わい深さに惹かれ、空きが出るまで半年待ち続けたんだそう。
21帖のリビングの真ん中に作られたのはコの字型の大きなキッチン。
それぞれが個室ではなくリビングで過ごすようにしたいと考えていたY夫妻。リビング以外の部屋は既存を生かしてリノベしました。
|コンパクトな空間を有効活用した実例
1.SIMPLE×ROUGH 56.16㎡ (https://n-u.jp/gallery/simplexrough-3/)
駅からの近さを決め手に購入した物件。最大限の開放感を求めて、リビングを玄関から窓までひとつながりに。
天井高を活かしてロフトを造作。下に覗くのは2歳のお子様のためのキッズスペースです。
ロフト上部はベッドスペース。 家族3人がゆったり寝られる広さです。
2.Textures 48.87㎡ (https://n-u.jp/gallery/deco/6322/)
エリア重視で物件を購入したシングル男性の住まい。玄関からバルコニーまでドアや間仕切りを設けず、シンプルな動線のLDKに。
リビング後ろのガラス引き戸を開けると現れるシングルベッド一台分の寝室。奥のハシゴを上がると小さな書斎スペース、下は収納スペースになっています。
まとめ
いくつかの物件で迷ったとき、比較するポイントは上記以外にも様々。だからこそ100%理想の物件に出会うのはなかなか難しいことです。
妥協点もプラスの要素に変えていけるのはリノベーションならではの特権。惹かれる物件に出会ったら、そこでどんなリノベーションができるかリノベ会社に相談してみましょう。
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