ライフスタイルメディア「cocorone」編集長とみこさんのリノベーション日記。
新築派の夫とリノベ派の妻とみこさんのリノベは、一体どんな風に進んでいくのでしょうか。
[vol.8 こだわりの床・壁 ]
真っ白な壁、鮮やかなアクセントクロス、部屋が引き締まるモルタルの床。
床と壁はリノベーションでこだわりたかったポイントのひとつです。
間取りが決まったら、次は各部屋ごとに使う素材や、細かなデザインを決めていきます。写真やInstagramでイメージ集めもしていたけれど、実物も見てみたくてショールームへ行くことにしました。
私たちが行ったのは、サンゲツの東京ショールーム。サンゲツは、壁紙、床材、カーテンなど、内装材を幅広く取り扱うメーカーで、品川にあるショールームには約10,000点以上の商品があります。
実物を見てみると、色みだけじゃなく、質感や、細かなスペックまで詳細がわかるため、写真で見ていたよりもイメージが湧きました。商品が陳列されたエリアと、モデルルームのエリアがあるので、お部屋のイメージを見ながら、マテリアルを選べる点もよかったです。
サンゲツでは、20点までサンプルを郵送依頼できるため、壁紙、フロアタイル、カーペット、カーテンのサンプルを取り寄せることにしました。サンプルが届くのは、約1週間後。自宅に届いたサンプルを比べながら、よりイメージを膨らませていきます。
壁紙は、塗装のような質感の白をベースに。各部屋ごとに異なる色みのアクセントクロスを使う計画。くすんだブルー、グリーン、グレー系のものも手配しました。
実際にショールームで見るのと、自宅で見るのは、ライトの色みや、サンプルの大きさなどでかなり印象が変わります。サンプルはできる限り手配して、さまざまな時間帯や、ライトの灯りの中で比較するのがおすすめです。
壁の凹凸が目立たないように、ある程度凹凸があるものを選ぶといいよと、担当デザイナーさんが教えてくれました。なので、塗装調で少し凹凸があるタイプを中心に選んでいきました。
我が家は物件の制約もあり、フローリングはNG。なので廊下や部屋はカーぺット、キッチン、洗面所、トイレなどの水回りはフロアタイルで考えてます。
最初はヘリンボーンのフローリングの床に憧れがあったのですが、いろいろ見てたらカーペットも意外といいかも…と思い始めてきました。夏は暑そうだけど、冬はあったかそう。淡いグレージュ系の色みを中心に、いくつかサンプルを手配しました。
カーペットは、目の細かさ、毛足の長さ、肌触りなどで全然印象が変わるので、実物を見て好みのタイプを見つけるのが◎。我が家は、毛足がそこまで長すぎず、目が細かいタイプを中心に探していきました。素足で触れると気持ちよさそうな肌触りもポイント。
キッチン、洗面所、トイレなどの水回りは、グレー系のフロアタイルを検討中。フロアタイルは、塩化ビニル樹脂でできた床材のこと。木目調、石目調のものなど、さまざまなデザインがあります。耐久性やメンテナンス性が高く、質感の再現性も高い点が特徴。
我が家は、モルタル、コンクリのような質感や色みのものを中心に選んでいきました。汚れが目立たなそうな色みも選ぶポイントに。
サンゲツで選んだ写真の3つは、色みも質感も好みで、すごく悩みました。右上のフロアタイル(IS-854)は、担当デザイナーさんもよく使う素材だそう。
カーペットと合わせてみると、こんな感じに。ニュアンスのある色み同士なので、相性も良さそうです。
ショールームに行ってみて、好みのテイストを知れたので、サンゲツにこだわらず、他のメーカーも幅広く見てみようと思いました。ショールームは予約制のところも多いので、事前にサイトで確認してみてくださいね。
次回は、キッチン選びについてご紹介します。
撮影・文:とみこ
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