こんにちは。
最近、日中も凍える寒さですっかり冬真っ盛りですね。
皆様は体調を崩されてはいないでしょうか?
本日は「ポーラ美術館」について書きたいと思います。
「ポーラ美術館」は神奈川県の箱根町にある美術館です。
印象派の作品を中心に様々な美術品が収蔵されています。
建物の設計は日建設計。
ポーラ美術館の建物のコンセプトは
建物の存在感を極力無くし、自然に溶け込むこと。
建物のほとんどが地中に埋まっていて、
ガラス張りの屋根は周囲の木々の高さを超えないように設計されています。
内部へ入ると
使われている素材や細部の納まりなど
透明感や軽やかさにこだわっていることがよく伝わります。
実際に霧の中に溶け込んでしまうほど透明感があり、繊細な印象でした。
私が訪れたときがすごい霧だった為、
余計にそう感じたのかもしれませんが…
柱は十字柱を使っており、構造体を極力軽く見せようとしています。
壁面には半透明の樹脂製パネルが貼られて、内部に照明が仕込まれています。
光を纏った半透明のパネルで軽さや透明感を表現しています。
そこかしこに自然に溶け込もうとしている意志を感じます…。
個人的なポーラ美術館の見所の一つが天井です。
天井は照明器具や消防設備などでついつい煩雑になりがちなのですが、
ポーラ美術館はというと、ノイズがほとんどない!
ホワイエは特に
日中はトップライトから自然光を取り入れ、
日が落ちても間接照明や壁面照明で空間全体を照らしているために
天井に照明器具がついておらずスッキリしています。
余談ですが、
チケットカウンターの整列用ポールがこの建物の中で一番好きだったかもしれません。
不恰好なポールを並べられなくて本当によかったです…。
「ポーラ美術館」に訪れた際には是非チェックしてみてください。
今年もいよいよ残り1週間ちょっととなりましたが、
みなさまどうぞ良いお年をお迎えください。