こんにちは。
少しずつ暖かくなってきて、花粉が憂鬱な季節ですね…
本日は「太宰府天満宮・仮殿」について書きたいと思います。
太宰府天満宮の御本殿は現在改修をおこなっており、御神体はこの「仮殿」に移されています。
改修が終わり、御神体が御本殿に戻る際にはこの仮殿は解体されてしまうという、
今しか見ることができない太宰府天満宮の姿となっています。
建物を設計したのは藤本壮介氏。大阪万博の大屋根でも話題の建築家です。
湾曲した屋根の上には、太宰府のシンボルである梅をはじめ、たくさんの植物が植えられています。
まるで森が浮かんでいるかのようなデザインは太宰府天満宮の周囲に広がる杜を取り込んでいるように感じます。
季節や天候によって様々な表情を見せる仮殿ですが、常緑樹も多く、冬場でも青々と茂っていました。
この屋根に植えられている植物、
仮殿解体後は境内へ移植され、今後も残り続けるとのこと。
さらに、仮殿の御帳と几帳のデザインはデザイナーの黒河内真衣子氏のコレクションブランド「Mame Kurogouchiが、音響監修をサカナクションの山口一郎氏率いる株式会社NFが手がけるなど多くのアーティストが集結しています。
建物、御帳、几帳、設備のいずれもが
伝統を受け継ぎながら最新のデザインへ落とし込み、周辺環境とも調和し合う素晴らしい空間でした。
26年ごろに改修を終える予定とのことですので
機会があればぜひ訪れてみてください。