こんにちは。アドバイザーのハシノです。
すっかり春らしくなってきましたね。
新しい年度が始まるこの時期は、変化も多く、個人的には楽しい季節です。
昨年度の終わりに1年の慰労も兼ねて「松本本箱」に泊まってきました。
今日はその時の話を書かせていただこうと思います。
「松本本箱」は、貞享3(1686年)創業の歴史を持つ老舗旅館「小柳」を再生した、
「松本十帖」というプロジェクトでリノベーションされたホテルの一つです。
ホテル単体をリノベーションするのではなく、敷地外にある古い家屋もリノベーションし、
「おやきとコーヒー」「哲学と甘いもの。」という2つのカフェなどもこの「松本十帖」の一部であり、
「エリアリノベーションのきっかけをつくる」というコンセプトが特徴的で、とても素敵だと感じました。
※ホテルの敷地内には、ブックストアやベーカリー、レストランや醸造所も併設。
「本箱」という名の通り、エントランスを入ると、
さっそく本棚に囲まれた空間があり、その先にはレストランがあります。
宿泊者以外も予約をすれば利用できる、ブックストアにもすぐにアクセスが出来て、
気になった本を気に入ったスペースで読んだり、購入することも出来ます。
驚いたのは、宿泊者は「24時間」このスペースが利用できるとのこと!
眠くなる限界まで、本棚の中のヌックで読書に耽るのも、とてもいい時間ですよね。
今回はせっかくの機会なので、露天風呂付テラススイートというお部屋に泊まらせていただきました。
※松本本箱は、全室露天風呂がついていて、元々の浴場は、読書スペースとして活用されているんです!
お部屋に入ると、すぐに柔らかな畳の香りがして、とても落ち着く空気感でした。
設計は「SUPPOSE DESIGN OFFICE」。
106㎡というとても贅沢な広さです…。
造作のキッチンや、造作のベット+デスクなどもさることながら、
窓際のベンチや和室スペース×クッション、カール・ハンセン&サンのラウンジチェア(CH25)など、
つい腰かけたり、寝そべって、本を読みたくなる場所がお部屋のいたるところに設えてありました。
※和室のクッションにもたれながら「お部屋で読書する」時間が、何より心地よかったです!
お部屋にも、期間ごとに代わるキュレーターの方おすすめの本が置かれていて、
ついつい手にとって、ぱらぱらとページを捲る時間もいいですよね。
窓の外には、北アルプスが望めるお部屋なので、ベンチ・ラウンジチェア・ベッド・デスクという、
居場所のレイアウトはとても好みで、将来自分がリノベをする際にも参考にしたいつくりでした。
そして、言うまでもなく、
北アルプスを望みながら入る朝の露天風呂は最高で、
この1年をしっかり労われたような気がします。
まだまだ書きたいことはありますが、長くなりすぎてしまうので、
また次回、レストラン編なども書かせていただこうと思います!