こんにちは、施工監理のまつこです!
桜が散って寂しいな、と感じていたら
半袖になる程一気に暖かくなり、
活動しやすくなったなと感じる今日この頃。
3月に着工し年度をまたいで工事が進んできた現場の中からひとつ、
皆様にこちらの物件をご紹介いたします♪
◎concept
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SOLID
濃い床×スモークガラス|ダークトーンが息づく男の城
スモークガラスの扉の先には
グレーの壁に、深みのある色合いの無垢材が敷かれたLDKが広がり、
その中心に佇むのは、腰壁のガラスブロックが象徴的なキッチン。
作った料理をさっと並べられるようカウンターを造作し、
忙しい毎日の中でも気軽に食事が楽しめるよう設えました。
コンクリートなどの粗々しい素材を採用しながらも
ダークトーンで設えたその空間からは上質な雰囲気が放たれ、
洗練されたソリッドな空間へと仕上がります。
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◎plan
既存のカクカクとした平面形状(躯体)を利用し、
ひとつの空間にいながら
場所場所でうまく機能を使い分けた1LDKプランです。
第1回目の本日は解体~下地工事~設備配管工事までをご紹介します。
◎解体工事
こちらは解体前のお部屋。
築19年というリノベーションをする物件にしては比較的築浅物件です。
和室に、対面キッチン、、、
よくありそうな分譲マンションの間取りでしたが、
ひと通り解体作業が終わるとこのような状態に。
こちらのお部屋は外周壁(壁を隔てて屋外に繋がる壁)が多い為、
きいろい発砲ウレタンの断熱材が至る所に吹き付けられています。
この部分は断熱材を撤去するわけにもいかず
躯体(コンクリート)をあらわす仕上げには出来ない為
下地を組み、ボード材で隠した後、クロスや塗装で仕上げていきます。
そしてこちら、写真左側には
あらかじめ床スラブに段差がついています。
なぜ段差になっているかというと、
新築時の水回りの位置(キッチン・お風呂・トイレ・洗面等)にあわせて
配管が通るルートのみ床スラブが下がっているのです。
リノベーション計画をする際、この床スラブの有無も考慮しながら
水回りの設備をどこまで動かすことが出来るか?
という点を含めて計画をしています。
◎設備配管工事
解体工事が終わると、
いよいよリノベーション工事スタートです。
新しい間仕切り壁の下地をたてつつ、
先程の床スラブが下がっている範囲を中心に
新しい水回りの設備配管をしていきます。
そして壁がすべてたちきらないタイミングで
UB(ユニットバス)の工事も入ります。
完成の様子は次回以降のブログにてご紹介いたします♪
◎床下地・ボード貼工事
設備配管も終わり、あらかた間仕切り壁がたつと
ここからは大工さんの独壇場です。
設備配管がされた床スラブの上に、
仕上げとなる床の下地を組んだり、
間仕切り壁の下地にボード材を貼りつけていきます。
下地状態ではまだまだ完成イメージが付きにくいですが、
今回ご紹介するのはここまでです!
次回はコンセプトにも出てくるガラスブロックのキッチン腰壁や、
造作工事・フローリング工事の様子をお届けします♪
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関連記事はこちら
2.造作・左官編
3.仕上げ編
4.竣工編
5.施工事例
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まつこ