先日、京都へ旅行してきました。
訪れたかった理由は色々とあるのですが、いちばんの目的は、俵屋宗達作の<白象図>を見に行くこと。
ということで、白象図が飾ってある養源院へ行ってきました。
位置的には京都国立博物館や三十三間堂のすぐそばです。
かわいい黒猫ちゃんに導いてもらって、玄関へと進んでいきます。
残念ながら院内は撮影禁止だったのでスマホを封印して鑑賞に集中。
中に案内してくださる方がいたおかげで、杉戸絵や襖絵についてより理解を深めることができました。
肝心の<白象図>というのは、杉戸に描かれたこの2頭の親子のことです。
美術の教科書にも載っているそうなので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
約400年ほど前に描かれた絵が、いま目の前に存在しているということが本当に不思議。
養源院といえば血天井が有名ですが、この絵は血天井の英霊をお慰めする為に描かれたと言われています。
実際に血天井を見て少しゾワっとした気持ちになったのですが、白象図を眺めていたらなんとも言えない安心感があって、この伝えは本当に本当なんだなぁと腑に落ちました。
ちなみに、私が白象図に興味を持ったきっかけは原田マハさんの小説『風神雷神』です。
主人公がこの白象図と対話するようなシーンがあり、そこから沸々と興味が湧いて、いつか本物を見てみたいなぁと思ってやっとみに来ることができました。
こんな風にマハさんの小説に出てきた美術作品を見に行くことが、私の旅の軸になっている気がします。
来年は件の『風神雷神』が京都国立博物館で展示されるそうなので、来年も京都に来る理由ができました^^
そして、念願だった養源院限定デザインの御朱印帳もゲット!
木の素材でできている珍しいタイプで、とってもお気に入りです。
大人になってからお寺や神社を参拝する機会が多くなったので、御朱印帳を買ってみようと思っていたのですが、せっかくなら思い入れのある場所で買いたいと今回まで我慢していました。
今後のお寺巡りが一段と楽しみになりますね〜
次回はその他の京都観光について書きたいと思います!
引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは、また。