モデルの斉藤アリスさんとお届けする、ご自宅のリノベーション日記。
物件探しから、工事中の現場のレポートまで。アリスさんと一緒に、はじめてのリノベーションを楽しく進めていきましょう!
[ Vol.1 アリスさんとの出会い ]
私がモデルの斉藤アリスさんに出会ったのは、2017年の初夏。
これまでに数々なリノベーション物件を取材しているアリスさんから、nuリノベーション(以下、nu)の物件を取材させて欲しいとの連絡をいただいて、直接お会いしたのが出会いのきっかけでした。
リノベ物件を取材中のアリスさんは、いつも真剣な表情で、でもすごく楽しそうにメモを取っていて、カメラマンさんへの画角の指示なども的確。ライターの仕事もしているアリスさんの文章は簡潔でわかりやすく、出来上がった記事を見るのがいつも楽しみでした。
何度か取材の同行を重ねたある日、斉藤さんから「今度、自宅をリノベーションしたいと思っているんです。ぜひnuさんにお願いしたいと思っていて…」とご相談を受けたのが2018年の春。
あれだけのリノベーション物件を見てきているアリスさんが創り上げる空間ってどうなるのだろう!とすごくワクワクしたのを覚えています。
そこから、nuとアリスさん二人三脚のリノベーションが始まりました。
実はこれまで住んでいた家にも、人とは違う遍歴があるアリスさん。
「4歳まではドイツで暮らしていたのですが、父の仕事の関係で日本に越してきたんです。家のすぐ近くに両親の会社があり、当時はオフィスの上階に寮があったので、そこに遊びに行くといつも賑やかだったのを覚えています。」
11歳の時、会社の倉庫だった建物の2階をリノベーションした家に家族で移り住みました。「緑の家」と呼ばれるその家はとても広く、初めて自分の部屋が出来た事もあり嬉しかったと話しますが、会社と寮から離れた場所にあったため、それまでの賑やかだった環境とは180度変わってしまい、家族だけの家ということに抵抗があったそう。
高校に進学と共に、親元を離れ学校寮に入ります。旧校舎をリノベーションしたデザインで変わったつくりだったのだとか。「学校のチャイムが起床の目覚ましだったり、教室だったところを部屋にしていたり、元々あったものを生かしていて面白かったです。」
時を同じくして、実家も引越しをすることに。アリスさんのお母さまがご自身の両親と同居するために、こだわりにこだわって作り上げたというお宅がこちら。
「十五夜の家」と家族に呼ばれるこの家は、坪数にして400、家を洋風と和風で半々に分けていて、例えば洋間の壁にはホタテの粉を使ったり、和の空間には赤土を使用したりと、その素材一つ一つに贅を尽くしているそう。
愛知万博で庭園デザインを手がけた野村勘治さんプロデュースの日本庭園が眺められる場所は、特に気に入りの場所。
この家でも来客は多く、実家に帰ると庭でBBQやパーティーが多く開かれます。
その後も一人暮らしをしたり、シェアハウスに住んだりと引っ越しを繰り返し、これまで住んだ家の数はなんと10件!自身がリノベーションをすることになってみて改めて思い返すと、暮らしてきた家の歴史が少なからず今回のリノベーションにも影響を与えているかもしれないと語ります。「母の家具探しに幼少の頃から付き合ったり、十五夜の家の工事現場を見に行ったり、他の人より家に纏わる経験は多いかもしれません。今度、自分の家の歴史をエッセイにしてみようかな(笑)」と明るく語るアリスさん。
次回は、そんなアリスさんが自宅のリノベーションを決意したきっかけについてお届けします!( 4/13 更新予定 )
取材・文:山下あい
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