数年前、nuリノベーションでご自宅をリノベーションしたmaruさん。
リノベをきっかけに変化したライフスタイルや、丁寧な暮らしをつむぐmaruさんの等身大の日常をお届けします。
アウトドアから学ぶインテリア
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
バタバタとしながらも、お正月に無事に息子夫婦をお迎えすることができました。
母から譲り受けた野田琺瑯の容器も活躍させることができて安心しました。
息子が生まれた時、入園、入学、卒業、受験、就職、そして結婚などという節目、節目で親の思いや有り難みを感じてきましたが、それもいよいよクライマックス。
とうとう 実家 を引き継ぐようなお年となってしまいました。
お節をひとつひとつ詰めながら、母の気持ちがまたひとつ分かったような気がします。
まだまだ市販のものに頼る所もありますが、毎年一品ずつでも手作りのお品を増やしていけるといいなぁと思っています。
息子夫婦が来るのは正月明けの3日だったので、思い立って久しぶりに年越しキャンプに行ってきました。
年末年始、やらねばならないことは多々あったけど、やりたいこともやりたいんです。笑
だからやらねばならないことも頑張れる。
そんな自論に基づいて、荷物をささっとまとめて隣町のキャンプ場へ。
大晦日の賑やかな街やテレビなどの喧騒から離れ、焚き火でゆらめく炎と共に温かなコーヒーをいただく。
一年を振り返るには最高の時間です。
当たり前ですがとても寒いのでそれなりの装備は必要です。
ボーイスカウトの隊長さんをしていた主人にいろいろと教わりながら、今では2人でキャンプに行く時も別々のテントでそれぞれの空間を楽しんでいます。
たとえテントの中であっても自分のお気に入りの空間が欲しくなってしまうのは、家好きの性分なのかもしれません。
私が選んだテントは軍用テントともハップテントとも呼ばれている、とても小さなテントです。
まさに軍人さんが素早く設営・撤収ができるように考えられたテントで、装備も広さも最小限。
シンプルさも使い勝手も形もとても好みで、自分らしい空間にしやすいテントだと思いました。
コットと呼ばれる簡易ベッドと椅子とテーブルで空間が埋まってしまうような狭小スペースだけに、いかに自分らしさを引き出すかを考えるのが楽しみでもあります。
こんなに小さなスペースでもモノの選び方、置き方ひとつで雰囲気がガラリと変わり、インテリアとしても十分成り立つということは、とても勉強になりました。
たとえば、ライトの置き方だったり、電球は温かみのある光色を選びます。
あまり目立たせたくないものは暗めの同系色の箱などをうまく使って収納したり、差し色としてポイントになるようなカラーのファブリックやラグ、クッションなどを使います。
明るい色味で揃えたければ箱などを明るめの色にして、ファブリックやラグなどをポイント使いにします。
メリハリを大事にするのは家のインテリアと同じですね。
それから思うと狭いと言えども家の空間は広々で、もっと自由にいろいろ楽しめるはず!と考え方も広まりました。
ひとりで過ごすソロキャンプにも慣れてきたところで、今年はもう少し広さに余裕のあるテントを購入予定です。
テント内のインテリアも今以上に楽しめそうで購入前からワクワクしています。
場所や用途に合わせて広さを選べるようになることも嬉しいことです。
テントなどの装備が無くても、ポットにお湯を入れてコーヒーセットと椅子を持って外でいただくだけでも十分に気持ちのいいアウトドアです。
カフェに立ち寄る気分でコーヒーとちょっとしたお菓子だけ持って、私もよくお気に入りの場所でお茶だけを楽しんだりしています。
暖かい季節になったら、お近くの自然をぜひ楽しんでみてください。
新年最初の季節の一枚は、2年前に行った富士山麓でのお正月キャンプの写真をお届けします。
日の出直前の風景ですが、朝霧に包まれてとても幻想的な風景でした。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
撮影・文:maru
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