数年前、nuリノベーションでご自宅をリノベーションしたmaruさん。
リノベをきっかけに変化したライフスタイルや、丁寧な暮らしをつむぐmaruさんの等身大の日常をお届けします。
これからの暮らしとライフスタイル
50代も半ばとなり、これから先のモノとの暮らしを考えた時、今は大きな変化の時だと感じています。
これまで何の問題もなく使えていたもの、お気に入りのものたちが、今後も同じように使っていけるのかな、必要かな、など考えるようになり、モノの見直しをする時間が増えました。
子育てを終え、60代も視野に入ってきた今の私にとって何が大切なのかなと考えた時、お山登りやキャンプなど自然と触れ合うことは、無理なく、出来る限り続けていきたいと思える楽しみのひとつです。
楽しみ方も自分主体のスタイルとなりつつある今、ファミリー世代で活躍していた大容量のものなどはほとんど出番が無くなり、しまいっぱなしのものが多々あります。
以前、整理収納アドバイザーの研修を受けた時の先生から、「しまいっぱなしのそのスペースの分にも固定資産税を払っているのですよ」というお話を伺った時、ドキッとしました。
我が家は持ち家ですがマンションなので、限られた専有スペースの使い方を考え直す良いきっかけとなりました。
モノと向き合う日々の中で、先日、17年間お世話になった大好きなアラジンの石油ストーブを手離しました。
趣味のひとつであるキャンプは夏よりも冬の方が好きなので、持ち運びができる石油ストーブが必要になります。
家にあるアラジンを持っていけたら何の問題もなかったのですが、大きくて重くて私には持ち運びが無理だったので、携帯性の良い石油ストーブを別に買うことになりました。
しかし我が家にストーブは2台も必要がなく、オフシーズンの時の2台分の収納も難しい…。
新しいストーブはコンパクトながら暖かく家でも出番が多そうで、もしかしたらアラジンは今後しまいっぱなしになってしまうかもしれないと思ったとき、手離すことを決めました。
いくら大好きなストーブでも、我が家で出番がなくなってしまうのであれば誰かに使ってもらいたいと思います。
まだまだ絶好調で良いものだからこそ、しまいっぱなしではアラジンに申し訳ないなぁと。
そして我が家のアラジンは北海道にお住まいの方のもとへと旅立ちました。
とても喜んでいただき、これからもたくさん使ってもらえるようで良かったなと思います。
そんな考えでいると、新しく何かを買いたいと思う時、何かを手離す方向へと自然に思考が働きます。
パン作りではこれまで手ごねをメインにしてきましたが、仕事が忙しくなってきたり、体力的なことで全てを手ごねで作ることが難しくなってきたので、ホームベーカリーの購入を検討しています。
購入することで不要になる発酵器などはフリマサイトなどで手放して購入資金にしたり、空きスペースの確保にも繋がります。
綺麗にして手離すまでは面倒な作業なのでついそのままにしてしまいがちですが、そこを少し頑張ることで生まれた空きスペースは、頑張った自分へのご褒美のようで気持ちの良いものです。
アラジンストーブを手離して得た軍資金では、新たに自分用のテントを購入しました。
ずっと憧れていた、これから先を共に歩んでいきたいと思える理想の“住まい“です。
新たなステージへと向かう今やこれから先、自分にとって何が必要で何が手放せるのかを考えながらモノと向き合うことは、人生におけるパズルのようでなかなか楽しいものです。
今月の一枚は山頂でのコーヒータイムを。
このひとときのためにゼーゼーしながら登っています。笑
今回も最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
撮影・文:maru
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