フローリングの多彩な貼り方
みなさん、こんにちは。
さて、今回もリノベーション現場の技レポをお届けいたします!
第5回目の技レポは、「フローリングの貼り方」についてです。
フローリングは私が将来中古マンションを買ってリノベをすると決めたら大変悩むところの1つですね。使う樹種や塗料の種類などあれもこれもと悩み放題だと思います…
住まいの大部分を占める床を彩るフローリングは、その質感や色味に合わせて、貼り方も考える楽しみがあります!
今回はその「貼り方」に的を絞って、フローリングの魅力を追っていきましょう!
せっかくですので、一風変わったオシャレな貼り方を2つの事例からご紹介します。
まずは、ヘリンボーン貼りを取り入れた事例から。
■リノベーション事例:「SIMPLE×プレーン」(東京都渋谷区)
こちらをご覧いただければ、ヘリンボーンと呼ばれる由来がなんとなく分かりますでしょうか?
ヘリンボーンは英語で「herringbone」と書きます。
「herring」は魚のニシン、「bone」は骨です。
そう、まさに魚の骨のような柄です!
ヘリンボーン柄は、フローリングだけでなく服の編み柄にも取り入れられています。
比較的よくみる柄ではありますが、リノベーション現場でのフローリング貼りでは、
職人さんがパズルのように地道に、ちょっとした隙間ができないように貼っていきます。
続きましては、ツイル貼りを取り入れた事例です。
■リノベーション事例:「饗〜kyo〜」(東京都江戸川区)
こちらはめったに見ないフローリングの貼り方です。
しかし、実は先ほどのヘリンボーンとは兄弟のような関係です。
次の写真のように、ツイル貼りに使う板はヘリンボーンの片方だけを使います。
片方だけを使うことでヘリンボーンのようなギザギザな模様は出ず、写真のようにスッキリとした斜線が現れます。
職人さん曰く、フローリング1枚1枚に自然素材ならではの表情(節や色のちがい)がある為、実際に空間が出来上がった時に違和感がないよう並べるのが重要なんだとか。
出来上がった姿は壮観ですが、そこには多大な職人技が詰まっているんですね。
全体の工事が完了し、家具が入るとこんな感じ。
意匠性の高いツイル貼りのフローリングは、ステンレスのキッチンやスタイリッシュな家具とも相性抜群ですね。
こちらの事例は、nuリノベーションの動画コンテンツ「nuFilm」でもご紹介しています。
写真とはまた違った雰囲気でリノベーション事例の魅力が楽しめると思いますので、ぜひチェックしてみてください!
次回の投稿もお楽しみに!