床の間とは
日本家屋において、客室の上座側にある、床を一段高くした部分のことです。本来は「床(とこ)」が正式名称で、「床の間」は俗称とされます。床柱や床畳などから成り、掛け軸や花、置物などが飾られます。古くは、その家の力を象徴する存在でした。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[床の間をリノベーションする際のポイント]
床の間は、一段奥まったスペースになっているのが特徴です。もし、床の間の活用方法についてお悩みであれば、ぜひこの点を活かしましょう。特に、何か物を設置することと相性が良いため、おすすめです。
[床の間のリノベーション事例]
床の間のリノベーション事例には、以下のようなものがあります。
・収納スペース
・書斎や作業スペース
・ディスプレー棚
・ペット用スペース
・運動用スペース
・アート風スペース
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
・収納スペース
適度に奥まったスペースを生かし、収納スペースにリノベーションする方法は定番であり、人気です。クローゼットや飾り棚を設置して、おしゃれな収納スペースを作ってみましょう。
・作業スペース
デスクを置いて、作業スペースにするのも良い考えです。和室の雰囲気を活かしたリノベーションで和風の机や棚を取り付け、昔ながらの書斎風にしてみるのもいいですね。
・ディスプレー用のスペース
床の間は、もともと装飾品が飾られていた場所です。新しい飾り棚やスタンドを設置して、現代風「床の間」にリノベーションしてみてはいかがでしょう。写真やお子さんの作品を飾ったり、お正月やクリスマスなどの季節アイテムを飾ったりするのも楽しいですよ。
・ペット用スペース
リノベーションで空いたスペースに、猫用のキャットタワーや鳥用の止まり木などを置くことで、ペット用のスペースになります。可愛いペットたちがのびのびと過ごせる癒しの空間になることでしょう。
・運動用スペース
ランニングマシンやウェイトトレーニング用のベンチを置くことで、運動用のスペースになります。床の間のスペースは適度に奥まっているので、大きめのマシンを設置しても、あまり外に飛び出さず、部屋の圧迫感を少なくできます。
・アート風スペース
全体を白い壁にリノベーションし、大きなキャンバスのように見せてしまうというアイディアもあります。大きめの置物や観葉植物を置けば、床の間のスペース自体が、ひとつのアートに見えますよ。
[床の間のリノベーションにおける注意点]
床の間には「床柱」という柱があり、建物の構造上、上階の荷重を支えている場合があります。もしリノベーションをする場合は、撤去しても問題ないかを必ず調べましょう。
まとめ
床の間は、リノベーションでさまざまな役立つ空間に生まれ変わります。もし、床の間のスペースをもったいないと思われているなら、リノベーションすることを検討してみてはいかがでしょうか。nuリノベーションでは、お客様のライフスタイルに沿った床の間のデザインをご提案いたします。ぜひご相談ください。