数年前、nuリノベーションでご自宅をリノベーションしたmaruさん。
リノベをきっかけに変化したライフスタイルや、丁寧な暮らしをつむぐmaruさんの等身大の日常をお届けします。
手に取るもの、心に響くモノの選択肢
ぐずついた、梅雨らしい天気が続くようになりました。
人間には少し憂鬱な季節でもありますが、ふと外に目をやると木々の緑は活き活きと成長し、畑の食物たちもグンと成長をする大切な時期とも言えますね。
クセ毛や洗濯物と日々格闘しながらも、そう思うと辛抱できそうです。
本日、4年ぶりに眼鏡を新調しました。
眼鏡はシニアグラス(老眼鏡)からのデビューなので、お店の方に助言をいただきながら4年前に初めて購入しました。
手元がよく見えるようになり感動しましたが、最近は仕事柄細かい字を読みながらお客様とお話する機会が多く、その都度つけたり外したりを何度もしなければならないことがなかなかのストレスとなっていました。
眼鏡とはそういうものなのだろうと思っていましたが、そんな時、友人の眼鏡をかけさせてもらったら視界の広さにびっくり!
つけたり外したりを繰り返していた距離でも眼鏡をつけたままで大丈夫で、眼鏡歴初心者の私にとっては夢のような眼鏡でした。
早速教えてもらったお店に伺ってみると、その素晴らしいと感じたレンズは私が所有しているカメラのお気に入りのレンズと同じ会社のレンズであることが分かり、見え方の違いにもなるほどと納得。
今までのものに比べたらかなり高価なものとなりましたが、毎日酷使している目の負担を少しでも軽く、そしてこれから先一日も欠くことなく、身体の一部として使用していくことを思えば十分納得のいくものでした。
出来上がりが楽しみです。
30代、40代はあらゆる関心のあるものに手を出してきた記憶がありますが、この歳になってくるとさすがに購入するものにメリハリをつけられるようになりました。
と同時に、だいぶ無駄な買い物をしてきてしまったなぁと反省もしています。
自分には何が必要で、どこにお金をかけると気持ちがストンとおさまるのか、そしてこれから先を頑張ることができるのか、、ということが分かってきたということですが、それでも高額となると迷うことが多いもの。
けれども今回の眼鏡は悩むことなく即決でした。今のところ1㎜の後悔もありません。笑
手に取るもの、心に響くモノの選択肢、それは人によって本当に様々で、周りから押しつけられるようなものでもなく、自分にとっての天秤や秤によるものだと思うのです。
当たり前なことを言っているようですが、これってなかなか難しく、“私は一体何が好きなんだろう”と迷われる方って意外と多いと思います。私もそうでした。
特にその迷いは家づくりなどで方向性を決めなければならない時などに顕著に浮かび上がってきます。
自分の心地よさや好みを追求する、秤にかけるという意味では、自宅をnuリノベーションさんでリノベーションした経験はとても良い経験でした。
最初は夢いっぱいでたくさんの希望をお伝えさせて頂くのですが、フタを開けてみたらとんでもなく予算オーバーで。笑
でもこれは私にとってもデザイナーさんにとっても想定内のことで、たくさんの「好き」の中から予算に見合うようひとつひとつ削っていく訳ですが、その過程は、自分の好みを知る上で本当に勉強になりましたし、反面、好きを削り落としていくという厳しい作業でもありました。
私自身その環境に身を置いたことで、現在のお客様の選択の辛さが痛いほど分かるようになりましたし、この時の「選択の鍛錬」は日々の生活にも活かされていると思います。
昨年の資格試験の勉強では昼夜を問わず細かい字を見続けたりと老眼にムチ打って目を酷使してしまったこともあり、何十年と当たり前に付き合ってきた目への気遣いが生まれるようになりました。
そして美しい自然や風景、美味しいご飯、大切な家族や友人の表情を見せてくれる目は、最高の宝物ではないかと感じるようになりました。
高価なブランド品や宝飾品に手を伸ばすことはほとんどないのですが、この宝物は私にとってとても魅力的で、そこに費やした今回の投資は今後の生活をより豊かにしてくれるものになるだろうと思っています。
皆さんは日々どんな選択をされているのでしょう。
それぞれの選択に幸あれ!と思います。
今回の一枚は、梅雨時期に笑顔を与えてくれるような紫陽花の写真です。
珍しいピンクアナベルの群生をフィルムカメラで撮影しました。
ポンポンと咲く姿がなんとも可愛らしいですよね。☺︎
撮影・文:maru
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