【前編】原料は卵の殻!?エッグペイントを使って柱を塗装してみた!
壁が汚れてきたし、少しだけ部屋の雰囲気を変えたい!
でも、塗料の臭いが苦手…。
クロスの張替えや塗装は作業が大変そう…。
そんなお悩みはありませんか?
今回は、簡単に塗れて地球にも優しい話題の塗料「エッグペイント」を使ってDIY塗装をした様子をお届けしたいと思います!
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
著者の詳しいプロフィールはこちら
エッグペイントとは?
2018年に発売を開始した塗装材で、マヨネーズ工場などで廃棄される卵の殻と珪藻土をブレンドして作られている、とっても地球に優しい塗料となっています。さらに、余分な湿気を吸放出し室内を快適に保つ調湿機能や臭いを吸収する機能を持つため、エコなだけではなく機能面でもかなり優秀なんです!
今回、そんなエッグペイントを塗装する箇所はこちらの柱です▽
nuリノベーション(以下、nu)にお越しいただいた方なら見覚えのある場所かもしれません。
そう、nuのオフィス6Fにある「コンセプトルーム」です!
お打合せやイベントなど、様々な用途で使用するお部屋なのですが…。
一見するとそこまで汚れているようには見えませんが、近くで見ると机の擦れた跡や傷などが目立ちますね…。
コンセプトルームに入ると一番最初に目に入る場所でもあるので、綺麗に塗り直しましょう!
使用する道具はこちら▽
■補修グッズ
1.パテ 2.ヘラ 3.サンドペーパー(今回は荒目を使用)
■養生グッズ
4.マスキングテープ(粘着力が弱いもの) 5.マスカー(幅1100mm×長さ25m)
■塗装グッズ
6.エッグペイント(4kg) 7.バケツ 8.ハケ 9.ローラー 10.ローラー継柄(高い所を塗るのに便利!)
■その他グッズ
・脚立・雑巾・使い捨てスリッパ
・消毒液(飛び散った塗料を拭く用)
どれも市販で売っている道具です。
ホームセンターやオンラインでも簡単に手に入ります!
それではLet’s 塗装!!
今回は、4月に入社したばかりのアシスタントデザイナーのお二人にお手伝いしてもらいました!
作業する際は汚れてもいい服で行いましょう。
また、作業する際は窓を開けて換気をしっかり行いましょう。
【Step.1 前日準備】
塗装の仕上がりを綺麗に見せるためには、塗装面が平滑である必要があります。
そのため、凹みや傷を平滑にする“パテ埋め”と呼ばれる作業が大切になります。
ヘラを使って、上の写真のように凹凸を埋め、パテが完全に乾くまで1日待ちます。
【Step.2下準備】
塗装当日。
早速塗り始めたくなる気持ちをグッと堪えて、下準備を入念に行います!
まずは塗装する際に干渉してくるブラインドやコンセントプレートを外します。
そして前日にパテを塗った箇所をサンドペーパーで平滑にしていきます。
最後に、塗装面の埃を雑巾で落としていきます。
壁に埃がついていると、塗料を塗った際にダマになってしまい仕上がりに大きな差ができてしまいます。特に高い所は埃が溜まりやすいので念入りに拭きましょう。
それが終わったら、養生に移ります!
【Step.3 養生】
塗装をするときは、どんなに慎重に作業をしても液が垂れてしまったり周囲に飛び散ってしまうもの。塗装面と隣接する箇所の養生はもちろん、床や動かせない家具など、周囲にあるものにもマスカーなどで養生をしておくのがオススメです。
はみ出ないよう細心の注意を払ってマスキングテープを貼っていきます!
次に塗料の飛び散り防止のためのマスカーを貼っていきます。
今回は天井から吊り下げたライティングレールが近くにあったので、こちらもしっかりと養生を行いました。
【Step.4 塗装1回目(下塗り)】
養生を行ったら、ついに塗装作業がスタートです。
エッグペイントは4色展開となっており、今回は一番色の濃い「モルタルグレー」を選びました! 18kg缶と4kg缶から選ぶことができ、それぞれ約45㎡、約10㎡塗ることができます。
塗料は缶の中でよく混ぜてから適量をバケツに流し込み、まずはハケで、隅やコンセントの周りなどの細かい箇所を塗っていきます。
細かい所が塗り終わったら、ローラーで広い面を塗っていきます。
高い箇所はローラー継柄を使って塗りましょう!
脚立があればいいような気もしてしまいますが、塗料を付け足す際に毎回脚立を降りるのは意外と大変です…。また、下の方と塗りムラが出ないよう、柔軟な動きが取れる面でも、この継柄はとっても便利です!
1回目(下塗り)が終わった状態がこちら▽
若干ムラが見えますが、2度塗りをするので安心してください!
通常の塗料であれば半日〜1日しっかり乾燥させてから2回目を塗装するのですが、エッグペイントは速乾性のある塗料なのでここから2時間ほど乾燥させて再スタートできます。塗装スタートから仕上がりまでを1日で行えるのは魅力的ですね。
さらに作業中の塗料独特の臭いもほとんどしません!
2度塗りの様子が気になるところですが、今回はここまで。
後編では仕上げの様子と、番外編としてクロスにエッグペイントを塗装してみた様子もお届けしますので、楽しみにしていてくださいね!