【イベントレポート】はじめてのリノベーション セミナー
nuリノベーション(以下nu)で人気のイベント「合同セミナー」。今回はリノベ初心者さんに向けて、理想のリノベを成功させるために大切な『資金計画』と『リノベ向き物件』についてお話しました。では、当日の様子をレポートしていきます!
物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛けるnuリノベーション(株式会社ニューユニークス)のスタッフ。
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会場内にはリノベーションにまつわる雑誌、人気素材のタイルや無垢フローリングなどのサンプルを配置。コーヒーと恵比寿で大人気「cote cour」のブラウニーもご用意しました!
第1章 賢い資金計画
まず第1章は、仲介アドバイザー平部による資金計画についてです。当日、特にお客さまがよく頷かれたり、メモを取っていた部分を特別にお伝えします。
ー 仲介アドバイザー平部:「理想のリノベーションを成功させるには、物件価格とリノベ費用のバランスが非常に大切です。そのためにも、自分にあった“資金計画“を知りましょう!」
これって、もう少し噛み砕くと、『物件買ったら、リノベ費用が足りなくなっちゃった…』を未然に防ぎましょうというお話です。例えば総予算を4,000万円(物件費用を3,000万円/リノベ費用に1,000万円)と考えていたけれど、実際に購入した物件は3,700万円でリノベ費用が300万円しか残らなかった。という場合、理想のリノベーションが実現できない…というケースがあります。ではそうならないために、どんな風に資金計画を進めていくのが良いのでしょうか?
ー 平部:「まず、総予算を設定する前に、立地等を重視して物件価格に重きを置くのか、それともリノベの内容に重きを置くのかを考えておくと総予算のバランスが立てやすくなります。その上で自分がいくらまで借り入れ(ローンが組めるのか)できるのかを知って、資金計画を立てていきましょう!」
というわけで、簡易計算式に当てはめながら実際にローンシュミレーション!みなさん、ボールペンを手に計算式をメモしている姿がチラホラ。やっぱり具体的な数字が見えてくると、リアルに考えることができますよね!そしてローンシュミレーションのあとはnuの施工例を元に、実際にかかったリノベ費用についてご紹介。 自分がリノベで叶えたいこと(内窓欲しい!キッチンはオリジナルで作りたい!壁は塗装が良い!…とかとか) に、実際いくら費用が掛かるのかイメージするのって中々難しいところがありますよね。当日はスケルトンからフルリノベした『箱の本質』という下記事例について、リノベ費用1,300万円はどんなポイントに掛かっているのかを具体的にご説明させていただきました。
第2章 リノベ向き物件について
第2章は実際に物件を選ぶ時のチェックポイントについて。講師を仲介アドバイザー早見にバトンタッチしてお伝えしました。
ー 仲介アドバイザー早見:「マンションには2種類の構造があり、“壁が壊せるラーメン構造”と“壁が壊せない壁式構造”に分かれています。構造によってリノベの自由度も変わるので、予め自分の理想が叶えられる物件はどちらに近いのか考えておくと物件探しがスムーズです」
つまり、スケルトン(全ての壁を壊した状態)にしたゼロの状態から間取りを決めたい場合は、自由度の高いラーメン構造の物件が向いているということ。逆に、壁式構造は壊せない既存の壁を活かしながら、間取りを決めていくというイメージになります。新たに作る壁が少なくてすむので、コスト面でメリットもありますよね。
ー 早見:「図面から分かる構造以外にも、私たちアドバイザーが内見時にチェックしている点はトイレの配管位置や浴室の点検口。トイレの配管が壁排水式タイプだと大幅な移動が難しいということや、点検口からはキッチンや浴室の移動可能範囲、天井高をどれだけ上げられるかなど様々なことが分かります」
ー 早見:「トイレの配管のようにパッと見で簡単に分かる部分もありますが、全部の項目を網羅することは難しいので、内見の際は仲介アドバイザーと一緒に確認することをオススメします」
リノベーションをすることが前提なので、一般の仲介会社さんでは調べきれないこういったポイントも内見時に一緒に確認できるのは心強いですよね。物件を探してくれる営業担当がリノベに精通しているのもワンストップ型サービスの魅力のひとつ!
ー 早見:「もう1つお伝えしたいポイントとして、内見時は部屋だけでなく、マンションの築年数や管理体制など自分たちで変えることのできない部分を重視して物件を選ぶことも大切です。例えば、駐輪場はきちんと整頓されているか、植栽の手入れは行き届いているかとか。マンションの管理状態の良さは、共用部の状態の良さに比例すると言っても過言ではありません」
たとえ築年数が経過していても、管理体制がしっかりとしていれば安心できるということですね。古い物件で気になる点といえば、耐震問題。大規模震災の時、古い物件って本当に大丈夫なのでしょうか?
ー 早見:「1981年以降に申請が出された物件であれば、新耐震基準※巨大地震の際に倒壊しない構造 に該当します。1981年以前に建てられた旧耐震基準の物件でも、耐震補強工事を行っている可能性もあるので、詳しくはアドバイザーに尋ねてみてくださいね」
まとめ 理想のリノベを叶えるための2つのポイントとは?
ー 早見:「では最後に、第1章、第2章でお伝えしてきた内容をまとめます。理想の家づくりを叶えるために必ず抑えておきたい2つのポイントは『賢い資金計画』と『リノベに適した物件探し』でしたね。この2つを網羅できれば、理想のリノベーション・暮らしを叶えられると思います。
ー 平部:「また、家づくりをはじめる前のアドバイスとして、自分がリノベで叶えたいことをリスト化したり、 好きな雰囲気のデザイン画像をPinterestにストックしたり。具体的なイメージを膨らませておくと、資金計画や物件探しの時にも役立つはずです。あとは今回の合同セミナーのようなリノベ会社が開催しているイベントをうまく活用して、それぞれの会社の特色を研究しておくこともオススメします」
最後までアドバイザーの話に熱心に耳を傾けてくださったお客さま。セミナー終了後には『リノベの全体像が知れたので、自分たちがどんな家づくりをしたいのかもっと掘り下げて考えてみたくなった』『約50分という時間だったので、集中して聞くことができた』などうれしいお声をいただきました。
今後も注目!定期開催の合同セミナー
リノベーションに興味はあるけど、個別で話を聞くのはちょっと抵抗がある…。明確な時期は決まっていないけど、リノベでどんなことができるかを知りたい!という方。まずは合同セミナーへ参加して、リノベの楽しさや基礎を楽しく学んで頂けたら嬉しいです★
イベントの開催情報についてはHPやSNS等で発信していきますので、是非チェックしてくださいね。みなさまのご参加お待ちしております!