一級建築士とは
建物の設計、工事の監理などを行うことのできる国家資格である3種類の建築士資格のうち、最も上級の資格が一級建築士です。一級建築士は設計できる建物の種類が最も多く、その資格取得には、二級建築士資格と実務経験、そして難易度の高い試験に合格する必要があります。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[一級建築士がリノベーションの設計を行うメリット]
リノベーションの設計を一級建築士に依頼することのメリットには次があります。
・建物の耐久性や機能性を充分確保した設計
・外観や内装などのデザインで有益な助言
・専門的見地からの工事監理
設計から施工まで一括請負といったリフォーム業者などに依頼した場合、一級建築士が設計を担当するとは限りません。一級建築士が直接設計を担当することで、建物の耐久性や使いやすいといった機能性を充分確保した設計が期待できます。一級建築士は二級建築士よりも高度な専門知識を有していますので、安心して依頼することが可能です。設計そのものだけではなく、デザイン面に関しても豊富な知識と経験を活かし、バランスに配慮した有益な助言を受けることもできます。リフォーム業者のメニューでなく、ご自分の好みに応じて多様な選択肢の中から選ぶことができるのです。工事が図面通り行われているかの工事監理を業者任せにせず、一級建築士が行うことで高度な専門的見地から工事をチェックしてもらうことができます。
[リノベーションの設計を一級建築士に依頼する際の注意点]
一級建築士にリノベーションを依頼する場合に注意しておきたい点を挙げます。
・設計料として工事費の1割余りが必要
・建築士との相性も重要
設計から施工まで一括で工務店などの業者に依頼した場合、設計料は全体の費用の中でそれほどは占めませんが、建築士に依頼した場合は、設計料として工事費の1割余りがかかります。長く安心して暮らせるようになるのであれば、高くないともいえるでしょう。リノベーションでは、ご自分の希望を建築士に説明し、建築士との間で相互の認識を一致させておく必要があります。この際に、建築士との相性が大切になってきます。建築士がご自分の希望を聞いてくれるか、そうでない場合に納得できる説明をしてもらえるか、などといった点で双方の考え方に齟齬が生じないようにしたいものです。
まとめ
リノベーションにおいて一級建築士は、専門的な知識を生かし、長く安心して暮らせる住まいを実現してくれます。しかし、インテリアなどとの調和を交えながら相談をしたい場合、インテリアコーディネーターを別で探さなければならない可能性もあります。nuリノベーションでは、一級建築士をはじめとする、インテリアコーディネーターや設計デザイナー、ファイナンシャルプランナーなどリノベーションにおける各分野に精通したスタッフが揃っているため、一つの場所で、あらゆる方面からの的確なアドバイスをすることができます。ぜひ一度ご相談ください。