掃き出し窓
窓の底面が床面と同じ高さにある引き戸をいい、掃除機のない昔にほうきで掃いてそのままゴミを外に掃きだせることから、掃き出し窓と呼ばれ、テラス窓ともいいます。床面から縦方向に長い窓となり、多くの場合、リビングに設けられて窓を開けて外に出ることができるようになっています。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[掃き出し窓のリノベーションにおけるメリット]
リノベーションで掃き出し窓を採用するメリットには、次を挙げることができます。
・光を多く取り入れられる
・風通しがよい
・外に出られる
・開放感がある
掃き出し窓は床面までが窓であるため、床から一定の高さまで壁になっている一般的な窓よりも、太陽光を多く取り入れることができます。リビングなどではこうしたメリットがより活かせるでしょう。窓を開けると掃き出し窓では、一般的な窓にある風の流れを遮る床からの壁がないので、風通しがよくなります。春秋などは、窓を開けて風のそよぎをより楽しむこともできるでしょう。リビングの外がバルコニーなどになっている場合、掃き出し窓では、窓を開けてそのまま外との間で自由に出入りすることができます。お子さまがいる方はバルコニーで遊ぶ様子が見られるので安心です。外に出られることの効果もありますが、掃き出し窓は窓の面積が広くなり、一般的な窓よりも開放感があり、部屋が広く感じられます。部屋の広さの感覚は快適さに影響しますので、その点で掃き出し窓は快適さを感じやすいといえます。
[掃き出し窓のリノベーションにおける注意点]
リビングなどに設けるとメリットの多い掃き出し窓ですが、注意すべき点にはどのようなものがあるでしょうか。
・断熱性が低い
・外から見えやすい
・お子さまが落ちる心配がある
掃き出し窓は、一般的な窓に比べて窓の面積が広いため、熱を伝えやすいガラスを通して暑さ寒さが室内に伝わりやすい傾向があります。ペアガラスなど、断熱性の高いガラスを使用することで、改善することができます。また、床面まで窓になっているので、外から見えやすいと感じる面があります。レースカーテンを引くことで、外からは見えなくなります。その他、小さなお子さまがいる場合、窓を開けていると外に落ちる心配があります。外に手摺りのついたバルコニーなどを設ける対策がありますので、検討するとよいでしょう。
まとめ
掃き出し窓には光を取り入れやすかったり、風通しがよかったり、外に出られるなどのメリットがあります。その反面、断熱性の低さやプライバシーの懸念があります。問題となりそうな点については対処法がありますので、そうした方法を取ることで問題の解消が期待できます。快適な暮らしを手に入れるうえで、掃き出し窓の採用は有力な選択肢です。掃き出し窓をリノベーションで取り入れたい場合は、nuリノベーションまでお問合せください。