鉄骨造とは
鉄骨造とは、柱や梁など、骨組みの部分に鉄骨を使用した構造のことです。建物の耐震性が高く、虫が出にくいのが特徴です。法定耐用年数は34年ですが、メンテナンスで100年以上保つとされます。「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の2種類あります。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[鉄骨造の建物はリノベーション向き]
鉄骨造の建物は、建て替えるよりもリノベーションのほうが向いています。木造住宅と比較した場合、解体費用や廃材コスト、新築費用などにかかるコストが高いためです。鉄骨造は頑丈な鉄でできているため、壊すのにも、廃棄するのにも、時間や手間がかかります。古いビルの場合は、新耐震基準を満たしていないため、建て替えせざるをえない場合もありますが、基本的には、リノベーションで綺麗にするほうがおすすめとなります。
[鉄骨造の建物をリノベーションする際のポイント]
・防水対策で錆びを防止
鉄骨造は耐久性がありますが、構造部分に錆びが発生した場合、劣化が進んでしまいます。せっかくの寿命の長さを活かすためにも、錆び対策は欠かせません。特に、雨水が侵入しやすい場所には、防水施工を行いましょう。
・アルミサッシや窓ガラスなどの交換で結露対策
錆びを防ぐために、建物の気密性を高めるのも効果的です。結露による湿気対策として、アルミサッシや窓ガラスを気密性の高いものに変えるのもよいでしょう。これに加え、換気システムや空調、間取りなどで風通しをよくすることも大切です。
[鉄骨造の建物をリノベーションする際の注意点]
・古いと費用が高くなる
築年数が古い建物の場合、鉄骨自体の劣化が進んでいるので、補強が必要になるケースがあります。その場合は、大きなコストがかかり、予算をオーバーしてしまう可能性も考えられます。
・間取りの変更に限界がある
頑丈な鉄骨が組み合わされているため、自由自在に間取りが変更可能とはいきません。限界はありますが、うまくデザインを工夫することで、居心地のいい間取りにできます。会社といろいろ検討してみましょう。
[鉄骨造の建物を購入する際の注意点]
もし、リノベーションを視野に入れて中古住宅を購入する場合は、専門家に建物の事前調査を依頼しましょう。築年数はもちろん、管理の良し悪しによっても建物の状態は変わってくるからです。
・錆びの状態はどうか
・防水性が高いかどうか
・耐震性が確保されているかどうか
など、素人には判定が難しい点も、専門家に調査してもらうことで、後から後悔しない買い物ができるでしょう。
まとめ
鉄骨造の建物は、リノベーションでさらに長持ちさせることができます。建て替えよりもコストを抑えられるため、建物が古くなってきた場合は、ぜひリノベーションも検討してみてください。その際は、実績が多く信頼できる会社を選ぶことが肝心です。鉄骨造のリノベーションをお考えの方は、ぜひnuリノベーションまでご相談ください。