Pタイルとは
Pタイルとは、塩化ビニル樹脂などの硬質な素材を成形し、薄い板状にしたプラスチック系床材のことです。汚れに強く、傷つきにくいほか、耐水性や耐薬品性があるのが特徴となっています。樹脂の含有量によって、コンポジションタイルとホモジニアスタイルに分かれます。
リノベーションのワンポイントアドバイス
[コンポジションタイルとホモジニアスタイルの違い]
Pタイルは大きく2種類あり、以下のような違いがあります。
コンポジションタイル
塩化ビニル樹脂の配合率が30%未満の硬いタイルです。滑りやすく欠けやすいですが、火や薬品にも強く、傷つきにくいです。オフィスや商業施設、病院や学校など、大勢の人が歩き回る場所によく使われます。半硬質と軟質の2タイプがあり、価格は安価です。
ホモジニアスタイル
塩化ビニル樹脂の配合率が30%以上のやわらかいタイルです。意匠性があり、デザインやカラーのバリエーションが豊富なので、住宅のキッチンや洗面所などによく使われます。ただし、タバコの火などに弱いため、扱いに注意が必要です。価格はものによって異なります。
[Pタイルのリノベーションにおける活用方法]
玄関など、土足で動き回るスペースをリノベーションするときは、丈夫なPタイルがおすすめです。単純構造なので、多少の傷がついても、見た目が大きく変わることがないのもメリットです。デザインやカラーが豊富なので、好みに合うものを自由に選べます。落ち着いた部屋にしたい場合は、優しい色合いのものや、木目柄などの自然感があるPタイルがおすすめです。現代的にしたいなら、ビビッドカラーを用い、カラフルな色を楽しむのもいいでしょう。リノベーションのすべてを専門会社に任せるのもいいですが、Pタイルは切るのが簡単で、素人でも扱いやすい素材です。一部分をDIYで施工してみるのも面白いかもしれません。
[Pタイルのリノベーションにおける注意点]
Pタイルを長持ちさせたい場合は、定期的なワックスがけが必要です。ただし、汚れが残った状態でワックスをかけてしまうと、汚れが床に張り付いてしまいます。これを避けるため、事前に中性洗剤を含ませたスポンジや、雑巾を使ってPタイルを綺麗にしましょう。
まとめ
リノベーションにもよく使われるPタイルは、耐久性が高く、バリエーションが多彩なプラスチック系床材です。コンポジションタイルとホモジニアスタイルの2種類を、特性に合わせて適した場所に使うことで、より美しく快適な住まいになることでしょう。気になる方はnuリノベーションまでご相談ください。